無駄なものだと切り捨てて、削除を続けた僕のパソコン。
デスクトップに残るものは、きっとひとつかふたつ。
壁紙すら浮かびあがらない。
まるで鏡を覗くかのようだ。
成功したといえる彼らのパソコンには、賑やかなアイコンで彩られている。
それは新しくできた家族だったり、没頭できる趣味だったり。
うらやましさが大半。
少しの後悔。そしてつぶやく。
必要ないこと、達成できない事だと決め付けて、丸投げにしてこなかったか?
数多くあった選択肢。
答えはいつもB。
弱いから、いつも楽なほうに逃げてばかりいた。
今。
モニターには、年を重ねた自分が映しだされる。
背筋を正して、画面と向き合う。
少しずつでもいいんだ。何もない世界から変化を生み出したい。
きみにしかできない「無駄なこと」を、今からでも続けて行かなきゃ。
未だ希望の光は、儚く小さいけれど。
目線を少し上げただけで、「日常」は変わる。行動は、背景を創りだす。
退屈なデスクトップ。
飾り気のない、今のすべて。
彩りを加えていこう、もう後悔をせぬように。