詭弁 -4ページ目

詭弁

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1年目にしてはじめて仕事をばっくれてしまった。

「とりあえず帰って荷支度してくるから行きたい場所決めておいて、付き合うから」
と彼。

現地までのギリギリの最終電車に乗って片瀬江ノ島へ。


3泊4日茅ヶ崎の旅だった。

夜までゴロゴロして夕方ビーチの前のお店で飲んだくれ、防波堤にねっころがったり、朝一人でホテルから抜け出して朝日見に行ったり、そんなんだったけど。





人間はファストシンキングとスローシンキングという二つの性質を持っているらしい。

直感と理論

「あなたは恋愛の傾向はスローシンキングだから中々人を好きになれない」
と恋愛が出来ないという岡村に対して言っていた、テレビの話。


タイムリーな話題だった。
最近気付いた事で、この言葉を借りると人生で人に対してファストシンキングで積極的に自分からコミュニケーションを取ったことが二回だけある。
厳密に言えば二人だけど。

人を対象に限らず趣味に於いてもどこがなぜ好きなのか隅々まで納得できる理由が明確に分かっていないと
いくら直感的に「いいかも」っていう気持ちがあっても自分が認めなかった。理由が見つからないとそのうち自然に熱が冷めていく。
だから自分は直感とか感覚だけでは絶対に動かない面倒な性格なんだと思い込んでいた。

二人目となる人に出会って、理由を探すより先に前に進もうとしていた時にこんな性格じゃないのになんでだろうと不思議だった。
理由を求めない理由さえも分からない間は自分が何に突き動かされているのか分からない感覚が心地悪くてどうしようもなく不安だったけど、
思い返してみればそういう人が過去に一人だけ居たことに気付いて全て分かった。

自分の直感が100%ならば理由を求める必要はなくて、その後に見えてくるものはどんな事でも感受出来る自信と比例するからだった。
また、その100%を素直に信じれたのは一人目のいつかの言葉だったのがなんだか凄い。

それが分かってから不安そのものが明確に見えてきてどう解消すれば良いのか、冷静な気持ちで接すことが出来るようになった。
価値観の相違も、在りたい自分である為のもので。素で居れることも大切かもしれないけど、私は自分が多少無理をしていてもなりたい自分で居れる相手っていうところが良かった。
相手は私の事を理解しつつ受け入れずに弾き返す、そういうしなやかな芯を持ってる所が好きなんだなと。


大人として最低な事をしたけど、この一件で身の回りの人たちの大切さも気付けた。


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