項目が一番多岐に渡るのが、この第9篇「規則の適用を受ける者の行為」です。

【第1章 接触と妨害による反則】
第1条ひどい反則=守備側にひどい反則(パーソナルファウル)があった場合には、攻撃側の第1ダウン獲得までに15ヤード以上残っていても、自動的に第1ダウンとなります(本文)。
第2条公式規則の適用を受ける者=フリーキックやスクリメージキックのプレイ中は、キック側もリターン側も相手に対して腰から下へのブロックをしてはいけません(e項の4)。普通はリターン側のみに適用されると思われがちですが、キックした方もブロッカーを排除するためなどでリターナー以外のリターン側のプレイヤーの腰から下へはブロックできません。

【第2章 ノンコンタクトファウル】
第1条スポーツマンらしからぬ行為=インフィールドでは、タイムアウトの時を除いてヘルメットを脱いだり、被らないままフィールドに入ってはいけません(a項の1f)。日本では自分を必要以上にアピールする目的でヘルメットを脱ぐということはないのですが、アメリカのように観客やスカウトに自分を印象付けようとする行為を禁止した条項です。ルールで規制されている以上、この行為は慎むべきでしょうね。
これ以外にも必要以上に喜びを表現したり、失点したりミスをした相手を指さしたりする示威行為は禁止されています。素直に喜びを表す程度に留めて下さい。

【第3章 ブロック、手や腕の使用】
第3条攻撃側による手または腕の使用=スクリーンパスのようなニュートラルゾーン手前でパスを受けようとしているレシーバーが捕球のために守備側の背面を押す行為は「背後からの不正なブロック」になります(c項の5)。
第6条ボールがルースのとき=ファンブルやバックワードパスの失敗などでルースボールを両チームがリカバーしようとしている時にはいかなるプレイヤーも相手をつかんだり、背後からブロックしてはいけません(本文)。ラグビーのラックやモールの時のように、相手をボールの近くから離す目的で掴んではいけないということです。あくまでもボールを確保する目的でプレイしてください。

【第4章 バッティングとキッキング】
第4条ボールの不正なキッキング=パンターがスナップを受け損ねて転がっているボールを蹴ることはできません(本文)。こちらもラグビーで転がっているボールを外へ蹴り出してピンチを切り抜けたり、前方へ蹴って陣地を稼ぐというプレイとの決定的な違いです。アメフトでボールを蹴ってもよいのはパント、フリーキック、FGなどボールが保持されている場合に限ります。

【第5章 暴力行為】
アメフトもスポーツである限り、暴力行為は厳に慎まなくてはなりません。審判は例え相手に当たらないような行為でも、暴力を振るおうとする行為は見逃さずに判定することが必要です。