【私案2】
2番目の案は、昔あった関東選手権を全国版にしたものです。
この場合にも、中部と北陸ブロックは除外になります。まあ、甲子園トーナメントが実施されるようになったらこの両地区は独立するのではないかと思いますが、現状で考えることにします。

まず、参加ブロックは、東日本ブロックと西日本ブロックに分けます。東日本ブロックは関東学生1部のAとBの1位、北海道、東北の各1部優勝チーム。西日本ブロックは関西学生1部の1位と2位、中四国、九州の各1部優勝チーム。先の記事で書いた通りなのですが、それぞれのブロックで関東1Aと北海道、1Bと東北、関西1位と中四国、関西2位と九州、というような組み合わせで1回戦を行い、勝者同士で準決勝、その勝者同士の対戦が甲子園ボウル、です。

この方式のメリットは、地方代表が必ずそのブロックの最強チームと試合ができること、クラッシュボウルなしで関東1部A、Bともに参加できること、関西は2位にも敗者復活のチャンスがあること、などです。
デメリットは関西の場合だけで、リーグ戦で一度決着がついたチームと再度対戦しないと甲子園に出られないことでしょうか。
この場合でも日程は後ろにズレます。地方リーグは対戦チームの数が少ないことから関東関西よりもかなり早くリーグ戦を終えてしまいます。実力的なハンデをスカウティングで補う時間には充てられますが、コンディションの維持は難しいでしょう。最速で1回戦が11月下旬、準決勝が12月中旬でしょうから、やはり甲子園ボウルは1月3日でしょうね。


さらに、これを拡大するやり方としては、ラグビーの全日本大学選手権のアメフト版があります。この場合には、中部と北陸も加え、関東は各ブロック2位、関西は4位までを参加させ、シードチームを作って対応することになります。こうなると日程的には甲子園ボウル本番が1月下旬になってしまい、プロ野球の自主トレやキャンプインにかぶってしまう恐れがあります。

それぞれの試合会場をどこにするか、交通費はどこが負担するか、宿泊は?練習場は?などクリアしなければならない問題がたくさんありますが、なんとか実施してもらいたいものです。