なくなったら困る家電 ブログネタ:なくなったら困る家電 参加中

時期が前後して申し訳ないのですが、私が生まれて初めて最初に甲子園ボウルのグランドに立った時のお話です。

ゼブラになる前なので、厳密に言えば「愉快な日々」なのでしょうが、学連執行部として最後の年に甲子園ボウルを視察することになりました。現地で委員長の欅のH川と合流、関西学連の諸君に挨拶をしたのですが、試合中にはグランドに降りないでくれ、という注意をもらいました。せっかく特権で甲子園まで来られたのに、グランドに降りられないというのは、泡のお風呂に行って、お姉さんとお話だけして帰るようなものです(笑)。なんとか手はないか、とスタンドを見渡したところ、関東審判部のお歴々がスタンドで観戦しているのを発見しました。私とH川は「これが使える」とカオを見合わせました。そう、審判専用のジャンパーをそのお歴々は着用されていたのです。

事情を話し、ジャンパーをお借りして、「審判です」と当番の学生に声をかけ、いよいよグランドに降りました。カードは青と赤。それまで青は甲子園で4連勝していました。当然私たちは赤のサイドラインのチームエリアの外側に回りました。試合はすでに始まっており、赤が苦戦しています。そして、赤のサイドラインの後ろにはドラム缶を半分に切ったものを使った簡易ストーブが設置され、たき火がされているのでした。もちろん一番暖かいところに鎮座ましましていたのはS竹御大でした。赤の苦戦に苦虫を噛み潰したような顔でグランドを睨みつけておられました。


プレイが赤サイドへのパスでサイドラインを割った時のことです。赤のコーチがタックルしながらサイドラインを割った青のDBに向かって「こいつ、こいつ、こいつを狙え」と叫びました。S竹御大は微動だにせず、それを見守っておられました。


試合は大差で青が勝ち、史上初の甲子園5連覇を達成するのですが、真冬と言ってもいいような季節の甲子園ボウル、第4Qには陽も落ちて気温もぐっと下がります。今のように温風が出る大きなファンなどない時代でしたから、ドラム缶のたき火は甲子園必需品だったのでしょうね。


「なくなったら困る家電」にひっかけた、暖房具ネタでした。

ちなみに、この翌年、赤は再び甲子園に出場、青を相手に史上最多の得点差をつけて快勝しました。今年は残念ながら青は最終戦で破れ、エンジが出場、関東は斧と赤が今週末に出場をかけて戦います。どちらが勝っても関東は白ジャージで出場することになりそうです。