3日仙台大学柴田グランドで行われた東北学生1部リーグ最終週の模様をお伝えします。第1試合は仙台大学シルバーファルコンズVS岩手大学バイソンズ。両チームとも優勝の可能性があるこの試合は、息詰まる熱戦となりました。


【前半】

セレモニーでは仙台大がコイントスのチョイスに勝ち、いつも通り後半の選択権を選びました。岩手大のレシーブで試合が開始されました。プロI体型からTB#28石村、#44末松のラン、WR#18柴田、#19坂本、TE#86伊藤らへQB#7根本が多彩なパスを投じて進むというのがこれまでの攻撃パターンでした。しかし、優勝への緊張感からでしょうか、ランニングプレイはそこそこゲインするものの、パスが決まりません。前週の東北大戦で東北大の強力オフェンスをTD4本に押さえ、インターセプトTDも記録した仙台大ディフェンスは、ダウン更新は許すものの、得点まではさせない堅実な守りを見せました。また、仙台大オフェンスはエースRB#22丸井、#10磯崎らがショットガン体型からダイブやQB#19中村(一)とのオプションでゲインをしますが、こちらも岩手大の大型DLにロングゲインをさせてもらえずに、前半はFGトライが1度あっただけで(結果は失敗)得点できないというディフェンシブな試合展開で前半を終えました。


【第3Q】

後半の選択権を選んだ仙台大の作戦が、後半開始直後に功を奏します。岩手大K#37寺本の蹴ったキックをレシーブした仙台大#19中村(一)は自陣28ydまでこのボールを返します。東北大戦では完全にマークされていたRB丸井でしたが、この日はそのマークの裏をかくようにQB中村(一)は丸井をフェイクにした自身のオフタックルやオープンランで1度ダウンを更新し、敵陣48ydまで進みます。そして迎えた第2ダウン、残り1ydの攻撃でショットガンからスナップを受けた中村(一)はさらにドロップバックし、DBと並走していたWR#23荒木へまっすぐにボールを投げました。走りながら荒木はこれをナイスキャッチ、DBを抜き去り、そのままエンドゾーンに駆け込み仙台大が先制しました(TFPキッカー#71室井のキック成功、7-0)。

先制された岩手大は、得意のパスが決まりません。長いパターンのパスをこの日は多用、WRはノーマークになりながら、手で捕球せず、胸で受けて落球という場面が続き、岩手大攻撃陣にはイライラが募ります。そうしたいやな局面でRBが奮起しました。TB石村はボールをもらうとブロックができていた右オープンを駆け上がります。しかし20yds進んでタックルを受け、ここで痛恨のファンブルをしてしまいました。このファンブルを仙台大#25益子がすかさずリカバー、岩手大は追撃のチャンスを失ってしまいます。


【第4Q】

自陣23ydで攻撃権を得た仙台大。ロングパスを通されたことで下がり気味になった岩手大ディフェンスを見越してRB丸井がオープンを走り11ydsゲイン。さらにQB中村(一)がキープで岩手陣45ydに進みます。今度はランを警戒した岩手大ディフェンス、その隙をついたかのように仙台大QB中村(一)はWR#4竹内にパスを決め、竹内はRACでゴール前8ydまで進みました。そしてRB磯崎が貴重な追加点となるTDを決め(TFPキック成功)、14-0と岩手大を突き放しました。

岩手大は果敢に攻めますが、ゲインすると反則、パスを投じるとインターセプトという悪循環に陥り、得点できないまま14-0と完封負けを喫してしまいました。岩手大の被インターセプトは4回、そのうち、敵陣のレッドゾーンもしくはその近辺でのものが3回という悲運もありましたが、ここは確実なマークでインターセプトを成功させた仙台大DBの勝利だったといえそうです。


この試合の結果、岩手大は優勝戦線から脱落、仙台大は次の第2試合で東北大が負けると初優勝ということになりました。



TEAM
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
仙台大学
0
0
7
7
14
岩手大学
0
0
0
0
0