仙台大学柴田グランドで3日行われる第2試合で、今季の東北学生リーグ戦レギュラーシーズンが終了します。もちろん1部優勝チームにはパインボウル、日大工学部と2部優勝チームには入替戦が残っていますが、最後の最後まで注目試合が続いたシーズンでした。

14:00 Kick Off

東北大学ホーネッツVS弘前大学スターキング


【東北大学】


初戦では、前半の圧倒的な不利をなんとか引き分けました。やはり今季の東北大はエースRBの存在が大きいようです。2戦目となった対日工戦では、第1Qでこのエースが負傷退場した後のランニングプレイに精彩を欠いていたことも事実です。ワンバック体型からモーションを多用し、2人のQBを使い分けてラン、パスをほぼ均等に行うバランスオフェンスで、攻撃力では東北で屈指といえるでしょう。3戦目となった仙台大戦でもディフェンスに的を絞らせない攻撃にはかなりの工夫を感じました。
守備に関しては、初戦で見られたCBのカバーミスもその後修正されたようです。一線目(DL)と二線目(LB)のタイミングのずれでゲインされる場面もありましたが、失点にはならずうまく機能しているようです。



【弘前大学】

リクルートに失敗したのでしょうか、春の試合よりも大幅にメンバーが減った状態でリーグ戦を迎えてしまいました。初戦となった対岩手大戦では、先制直後にきちんと反撃して1本TDを返したものの、その後は一方的な展開になってしまいました。2戦目の仙台大戦では、第1Qこそ互角だったものの、第2QにFGとセイフティで失点すると、スタミナ切れもあり、後半は失点を重ねてしまいました。初白星となった対日工戦では、前半に2TDをテンポよく重ねたものの、後半にオフェンスプランを変更してきた日工にディフェンスがアジャストできず、最終スコアも2点差という辛勝でした。やはり人数不足による苦戦はまぬがれないでしょう。


この対戦は、東北大の有利が否めません。人数的にも劣勢の弘前大がどこまで意地をみせることができるか、東北大にとっては第1試合の結果次第で得点に気を使わねばならないという微妙な試合展開となる可能性があります。まずプレイに集中することが両チームに求められることでしょう。この試合に全力を尽くすことを第一に試合に臨んでもらいたいものです。


【蛇足】

前日の1部最終戦①でコメントをいただいて気がついたのですが、現在までの得失点差(東北大+21、岩手大+42)が、第2試合にも影響を与えそうです。

第1試合で仮に岩手大が仙台大に35点以上の差をつけて勝利すると、現在の+42にその+35が加わり+77となります。この+77から東北大の+21を引くと+56となります。東北学生リーグの取り決めで第3Q終了以降に56点以上の点差が開くとコールドゲームとなります。今季の初戦の引き分けを受けて東北学連では「コールドゲーム、棄権試合の得失点は優勝に関連する得失点差にカウントしない」という規定が追加されたため、東北大は得失点差を生かすためには55点差以内で4Qフルに戦い、かつ岩手大が負けるか34点差以内で勝利していなければ、優勝とはならないことになります。3日の試合はどのチームもそれほど戦力に大差があるチームではないので、このような展開にはならないと思いますが、条件としてこれが加わることで、試合観戦の興味も増すことでしょう。