いよいよ大詰めを迎えた東北学生リーグ(2部)。優勝決定戦が11月2日(日)東北工大・青葉山グランドで開催されます。古豪復活を目指す東北学院大学カヤックス、昨年は学生連合として準加盟ながら全勝でシーズンを終えた秋田大学オーガーズ。これまでの戦いぶりを参考に、最終戦の行方を占ってみましょう。
【東北学院大学カヤックス】
9月に行われた初戦の相手は今季準加盟の北里大学獣医学部でした。昨年、今年とリクルートに成功し、部員が徐々に増えているカヤックスですが、やはり経験不足は否めません。前半は双方が決めてに欠き0-0で折り返しました。後半に先手を取られたカヤックスでしたが最小失点のFGによる3点に抑えたことで、攻撃陣が奮起、第4Qに2TDを奪って逆転勝ち、実にリーグ戦8年ぶりの勝利でした。
続く2戦目は、久しぶりのホーム、泉グランドに山形大学を迎えて行われました。1戦目を逆転勝ちした勢いがこの日のカヤックスには見られたようでした。終始押し気味に試合を進め、ラン、パスとも決まっての快勝でした。ディフェンスも第4Qにセイフティを奪うなど完璧に山形大を押さえ込んでの勝利でした。もっとも、ファンブルや胸に入ったパスを落とすなどのミスもあった試合でした。そして3戦目の東北工業大学戦。力強いブロック、タックルに12人で試合に臨んだ東工大がけが人を出して第2Qでの棄権試合となってしまいました。この試合で主力選手にけが人が出たようで、交代の選手がその後の試合をうまくコントロールしていました。
総じてカヤックスはオフェンスは安定感があります。ディフェンスも粘りのある守備を見せており、秋田大にとっては攻めづらい、守りづらい面があるかもしれません。
【秋田大学オーガーズ】
昨年の学生連合から、秋田県立大学とノースアジア大学の所属選手が抜け、単独チームとして挑む初のリーグ戦です。初戦の東北工大戦は1、2Qに2TDずつを入れ、優位に試合を進めます。しかし、後半は得点機に得点することができず、攻め込まれはしなかったものの、不完全燃焼の初戦でした。続く第2戦の北里大との試合で、不安要素が露呈します。春のオープン戦と変わらないゲームプランで臨んだ北里に対し、ディフェンスがアジャストできません。CBのカバーミスから失点してしまいます。攻撃力で上回っていたため、すぐに点を取り返し、第2Qには2TDを追加しますが、3回のTFPのうち、2回ブロックされてしまいます。後半に入っても北里大のパスにアジャストし切れず第4Qには1TDを奪われてしまい、辛勝でした。第3戦でも山形大のショートパスに苦しみます。1Qは我慢のパント応酬でしたが、2Qにスペシャルチームが作ったチャンスを確実に得点するあたりはさすがでした。山形大に疲れの見えた4Qには追加点を上げ、まずまずの勝利でした。CBのアジャストも後半には修正していました。
昨年からの比較での戦力ダウンは否めないオーガーズですが、大型ラインのプレッシャーは継続しています。こちらも4年が2人の若いチームですが、試合を経験するごとに成長しているようです。
決勝戦のポイントは、CBの出来と言えるかもしれません。昨年、唯一の秋田大の失点は学院大のオープンプレイでした。両チームとも先に得点して流れを掴みたいところでしょう。また、学院大は今季FGによる失点しかないため、TDを取られた後をいかに切り換えることができるかも注目です。レッドゾーンまで攻め込んで、確実に得点につなげることが勝利の条件と言えるでしょう。いずれにしても大差がつくことはなく、4Q、48分フルに緊張が続く試合展開となりそうです。