今シーズンの東北学生リーグでにわかに注目を浴びるようになったT.B.S(東京の民放ではありません 笑)について、ルールブックからご説明します。実際には1部、2部ともこのシステムによるオーバータイム(OT)なしに決着がつくことを期待します。
ルールブックの文章を確認しましょう。第3篇「節、競技時間、交代」の第1章「各節の開始」、第3条「超過節」には、こう記載されています。
「優勝者決定をする必要がある場合、タイ・ブレイク・システムを行うことができる。これを採用する場合は、少なくとも試合前日までに主催者から両チームおよび審判員にその旨が通知されていなければならない」
つまりルールブック上では、現在の東北学生リーグ戦の規定に基づいてリーグ戦を実施していても、上記の状況になれば、試合前日までに連盟が通達することでOTを実施できるということです。
想定されるのは、全勝同士の対戦でその試合が引き分けてしまった場合です。
試合の手続きとしては、第4Qの試合終了を宣言します。その後
1.両チームは一度自分のチームエリアに引き上げる。審判員は50yd付近で
T.B.Sの手順を確認する。
2.試合前のセレモニーと同様に両チームのキャプテン(バイスは不要でしょう)を
フィールド中央に呼び、コイントスを行う(選択権は試合開始と同様ビジターチーム)。
コイントスの勝者は、最初に攻撃を取るか守備を取るか、
OTの開始をどちら側で行うか、の選択をする。
3.コイントスの敗者は勝者の選択の残りの選択を行い、以降偶数回のOTで先に
選択を行う。
これでOTの準備が整いました。キックオフはありませんので、すぐにOTの「1回表」に入ることになります。
先に攻撃を選んだチームの相手側の25ydライン上にボールを置きます。インバウンズラインの間であれば、攻撃側の希望する位置に置くことができます。
攻撃側が得点するか、連続して1stダウンを獲得できなくなるまでシリーズを続けることができます。TD、FG、ファンブルロスト、インターセプトが発生すれば攻撃のシリーズ終了です。ファンブルロストやインターセプトはボールはまだ生きていますので、リターンすることができます。表の攻撃の時に守備側が得点すれば、OTは終了します(その回の裏の攻撃はすべてニーダウンでよいわけですから、やる必要がないわけです)。
TDで攻撃が終了すれば、TFPも与えられます。ただし、キックによるTFPはOTの2回まで、3回目以降は2ポイントコンバージョンのみになります。
表の攻撃が無得点で、裏の攻撃が得点すればOTは終了です。
チームタイムアウトは1回の表裏につき、各チーム1回ずつで、次回への持ち越しはできません。
連盟の決め事ですので、これが今シーズンから適用されるかどうかはわかりませんが、昨年度順位とか得失点、TD数などよりはチームも観客も納得できる方法とは言えるでしょうね。