【第1試合】仙台大シルバーファルコンズ(1勝)VS日大工学部クロウジャッカルズ(1敗)
TEAM
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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仙台大学
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28
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35
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x
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x
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63
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日大工学部
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0
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0
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x
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x
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0
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日大のレシーブで始まったゲームは、いきなりノーハドルのショットガンで仙台大の守備陣をあわてさせます。しかしながら4回のダウンをきっちり止めた仙台大がパントリターンを敵陣35ydまで戻し、仙台大RB#10が返しの第1ダウンで右オープンを快走、先制のタッチダウンをあげました。その後も仙台大は日大の攻撃を4回で終了させると、返しのシリーズで得点するというパターンで前半だけで大量63点を獲得。1年生を含めて13人という少人数の日大はショットガンからモーションを多用して仙台大の守備を混乱させようとしますが、ダウン更新までには至りません。けが人が3人出てしまうと試合を継続できないという連盟ルールなのですが、2人が怪我で戦列から離れ、結局後半の試合を棄権、コールドゲームで仙台大が初戦を飾りました。
【第2試合】東北大ホーネッツ(1分)VS岩手大バイソンズ(1分)
TEAM
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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TOTAL
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東北大学
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0
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0
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13
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15
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28
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岩手大学
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14
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14
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0
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0
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28
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東北大のキックオフで試合開始。岩手大#13が自陣48ydまでこのボールをリターンしての第1シリーズ、東北大DBのインターフェアで得た敵陣21ydからの攻撃を1度ダウンを更新し、ゴール前9ydからQB#7からWR#17へのパスを成功させて、岩手大が先手を取りました(K#37キック成功、7-0)。続く東北大のシリーズ、キャプテンRB#16のドローやQB#18からのオプションなどで順調に前進していましたが、次のパスを岩手大DBがインターセプト、アウトオブバウンズに出た後のレイトヒットの反則もあり岩手大が攻撃権を奪います。このシリーズでも岩手大はミドルパスで6~8yds前進した後にRB44のダイブなどで確実にダウンを更新します。敵陣20ydからの攻撃は東北大DBの後ろに回りこんだ岩手大WR#18のサイドラインアップが見事に決まり、追加のTD(キック成功、14-0)。次のキックオフリターンを東北大#16が敵陣45ydまでリターンして第1Qを終えました。
第2Qに入り、東北大はRB#16のオープンランなどを軸に岩手大ゴール前まで攻め込みます。3回の攻撃を止められ、第4ダウンでFG体型。ホルダーに入った控えQB#7がスナップされたボールを受け左オープンに展開します。ウィングバックの位置からエンドゾーンに走りこんだプレイヤーにパスを投じますが、リリースが低く、岩手大DLにブロック、ギャンブル失敗に終わりました。岩手大は東北大のDBのマークが甘いところを徹底的に突きます。セットバックにフェイクを入れたあと、リバースで走りこんできたTEにもリバースフェイク、これで東北大のDBは完全に前にあがってしまいました。悠々とノーマークになったWR#18にTDパスが決まり、キックも成功して21-0、試合の主導権を握ります。この後もあせりの見えた東北大DBがゴール前でインターフェアの反則を犯し、スロットバックの位置に入った#17へのディレイパスを決めた岩手大が28-0で前半を終了しました。
後半に入ると、岩手大の攻撃の歯車が少しずつずれ始めます。QB#7のパスの精度が落ち、ランニングプレイでもビッグゲインにはつながりません。一方の東北大は後半からQBを控えの#7に交代させるとそれまで決まっていなかったミドルレンジのパスが決まり始めます。
イリーガルフォーメーション(SEのセットがラインの位置になく、ラインメンが6人しかいない)の反則で5yds罰退後のゴール前7ydで#7からWR#88へのショートパスがヒット、追撃のTDをあげます(K#45のキック成功、28-7)。次のシリーズでも前半にパスキャッチ0だったWR#80へのミドルパスが成功、タックルをかわした#80がそのままエンドゾーンに駆け込みます。しかし、K#45のTFPキックは右にはずれ、28-13と2本差ではありますが、同点には2ポイントの成功が必要というシチュエーションになります。ここで第3Qが終了。
最終Q、東北大の守備は、こまかな反則はするものの、岩手大の攻撃をなんとかしのぎ、攻撃権を得ますが、得点に結びつかないまま、4分が経過します。岩手大陣25yd付近で第4ダウンを迎えた東北大は、躊躇なくギャンブルを選択、これが成功してダウンを更新します。敵陣18ydからの東北大の攻撃はRB#16が中央の密集地を抜け、タックルをかわしてタッチダウンをあげます。ここではTFPにキックを選択。次のシリーズにかけるようでした(28-20)。
次のキックオフは当然ショートキックで攻撃権を狙いにいきます。岩手大レシーブチームもそれを予想して、ディープのリターナー以外は前進して備えます。東北大キッカーのワンバウンドしたキックは大きく跳ね、岩手大リターナーがワンタッチしたものの、グランドへ。これを東北大のコンテインマンが押さえて、敵陣41ydから東北大が攻撃権を獲得します。東北大は怒涛の攻撃。RB#16のオープン、ドロー、WR#80、#88などへのミドルパスなどで、ダウンを更新し敵陣20yd付近へ進みます。ここで東北大QB#7の放った左サイドへのミドルパスを岩手大DB#13がゴール前1ydでインターセプト、勢いでエンドゾーンに倒れこみました。岩手大は「タッチバック」を主張しますが、ゴール前5yd以内でのインターセプトで、その勢いでエンドゾーンに入った場合はインターセプトした位置に戻される、という規定で岩手大は自陣1ydながら窮地を脱します。
この攻撃で、時間を使いたい岩手大ですが、QBもあせっているのか、あまり時間を消費することなくスナップ、しかも3回の攻撃がすべてRBのダイブプレイ。思うように時間が進まない中、第4ダウンのパントはリターナー東北大#16が敵陣45yd付近でキャッチ、ファーストタックルがはずれると、次々とタックルをかわし、敵陣18ydまでリターンしました。6yd進んで最後はやはりRB#16が中央を抜けてタッチダウン。浮き足立つ岩手大守備の隙間を突くように、2点コンバージョンのTFPは右アウトパターンに二人のレシーバーが流れるロールアウトパスでした。手前のレシーバーがフリーになるのを確認したかのようなパスがヒットし、残り時間1分を切って東北大が同点に追いつきました。
次のキックオフも当然のようにショートキック。前のショートキックでボールを奪われた岩手大はディープレシーバーを一人にして対応しようとしますが、第1列にプレイヤーを多く配しすぎました。東北大K#21のキックは前回同様ワンバウンドで高く上がるキックでした。前列に出過ぎていた岩手大の頭を越え、同じパターンのショートキックをまたも東北大が押さえます。
東北大はこの後ロングパスを連発、いずれも成功したのですが、ホールディング、イリーガルフォーメーションの反則で取り消しとなり、ハーフライン付近での第4ダウンギャンブルも失敗、残り3秒での岩手大攻撃もロングパスが不成功に終わり、両チームにとって大事な初戦は引き分けで終わりました。
弘前 | 岩手 | 日工 | 勝・負 | 順位 | 勝点 | |||
10/26 |
11/3 |
28△28 | 9/23 |
1 |
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東北大 |
10/13 |
11/3 |
63○0 |
2 | ||||
仙台大 | 仙台大 |
9/28 |
10/26 |
|||||
28△28 |
仙台大 |
盛岡南 |
10/13 |
1 |
||||
学院大 |
0●63 |
東北大 |
仙台大 |
0 |