今シーズンから2人の攻撃側のプレイヤーによるハイ/ローもしくはロー/ハイの組み合わせのブロック(=チョップブロック)に時間と場所の制限がなくなりました。例によってYOU TUBEの画像を切り取って、具体的なチョップブロックを見てみましょう。


CB1
ブルーのジャージのチームが攻撃です。赤丸の部分にいるガード(G)#71がまず対面にいる白いジャージのディフェンスライン(DL)をブロックしに行きます。

CB2
ここでの#71のブロックはもちろん正当なブロックです。続いてその隣に位置していたタックル(T)#50の動きを見てください。

CB3
プレイが右に流れようとしており、#71のブロックをはずしたDLはボールをハンドオフしようとしているQBを目指しています。青の#50はそれを見てDLに向かっていきます。

CB4

#50はDLの前に自らの身体を倒して横からブロックに行っています。最初に述べました「2人のプレイヤーによるハイ/ローの組み合わせのブロック」になっています。


この写真を見てもわかるとおり、守備側はボールに向かっているわけですから、自分の前や横から寝転んでくるブロックには無防備になります。しかも、最初に対面のブロックを外した直後なわけですから、こういうブロックは非常に危険です。


ちなみに私も1年生のときに左足が着地して力を入れようとして踏ん張った瞬間に左ひざの外側からヘルメットによるブロックを受けて左ひざの靭帯を断裂、約1ヶ月の入院を余儀なくされました。

sig38


攻撃側にとっては大きなロスとなる15ydsの罰退です。ダウンは繰り返しますが、これをカバレッジするのは大変なものがあるでしょうね。