ブログネタ:この夏の肌は美白派? 小麦色派? 参加中

夏シリーズ第3弾です。夏が来れば思い出すのは「遥かな尾瀬」でも「遠い空」でもありません。自分の身体に刻み込まれて、おそらく一生消えない「あいつら」を思い出してしまいます。
私がアメフトと最初に出会った雨の関東選手権決勝、不死鳥VS斧のTV中継を見た時のアパートの住人である1つ上の女性に関係したことなのですが・・・

彼女は千葉の外房で不動産屋さんをしているところのお嬢さんで、夏休みの泊まりがけの海水浴は必ず彼女の実家に宿の手配などのお世話になっていました。繁忙期でも無理を聞いてもらって宿を確保してもらったりしていました。

アメフトは直接太陽に当たる部分が少ないため、日に焼けているのは、いわゆる「土方焼け」状態の顔と腕の部分ばかりです。人に裸を見せる訳ではないのですが、筋肉は隆々なのに肌は白いというアンバランスが嫌でした。 理想は当然、小麦色の肌でマッチョな自分だったのですが、不幸なことに両親とも色白な私は、日焼けすると皮膚が赤くなり、それが収まると皮がむけてしまうという体質なのでした。

その年も、小麦色を目指して、外房の海へ出かけたのですが、結果は無残にも赤いままでした。比較的早めに海に行っていたので、皮がむけはじめた頃に再度日焼けに挑戦すべく、外房に出かけました。ここで大失敗その1が起こります。


最初に日焼けした部分が完全にむけきっていない状態で日に当たったため、背中一面が「マダラ」に日焼けしてしまったのです。むけてる部分は赤く、むけていない部分はより黒く・・・・

ヒリヒリするし、格好悪いし、翌日からはTシャツを着て日程を消化しました。


大失敗のその2は、旅行が終わって数日後に始まった夏の練習で起こりました。前にも書いたとおり、最初の1週間は防具をつけず、走り込みやウエイトトレーニングで基礎体力を元に戻す練習メニューなのですが、走りこめば汗をかきます。皆さんよくご存知のとおり、日焼けってのは一種の火傷ですから、人間の治癒能力で日焼けした表皮はすでに「肌」としての機能は失った状態、言ってみれば傷口のないカサブタのようなものです。そのカサブタの下には新しい表皮が再生されつつあり、当然その表皮は運動すると体温調節のために汗をかきます。汗は表皮の毛穴から排出されて普通は体の表面を流れるのですが、流れたくてもカサブタが目の前にあるわけです。


そうなると汗はカサブタの部分で滞留します。つまり「水ぶくれ」になってしまうのです。私の肩から背中部分はみごとな水ぶくれのオンパレードになっていました。気持ち悪いのでこの水ぶくれどもをつぶして汗を排出させましたが、この結果、カサブタの下でまだ完全に表皮として生成されていなかった次の表皮が未熟児状態で日に当たる結果になりました。そうなると人間の皮膚は、この未熟児を守ろうとするのでしょうか、メラニン色素をその部分に沈着されてしまうのです。


そう、いわゆる「しみ」です。この年以来、私の肩口から背中にかけては点々としみが住み着き、一向に転居してくれていないのです。これから夏に向かって肌を焼こうとしているみなさん、お肌のケアは十分行って、私の肩口のような不法滞在者を住み着かせないようにしてくださいね。