ブログネタ:自殺について考える 参加中
1975年の創部ですから、雉達は間もなく35周年になります。この間、亡くなった先輩や奥様を亡くされた先輩もいます。齢を重ねていくと、結婚のお祝いが多いと思っているうちに、ある年代からお香典が多くなり、最近ではお祝いの熨斗袋はほとんど利用することがなくなりました。
私たちが最上級生だった年のメンバーは、私が入学以来一番良い成績を残せたこともあり、卒業して何年経っても全員の顔やエピソードが昨日のことのように思い出されます。
2級下の連中は入学時のリクルートがうまくいったこともあり、人数も多く個性の強い連中揃いでした。年齢は私と同じながら、QBとして不死鳥のS御大の目にとまったS、親父さんがプロ野球選手だったN、兄貴が橙光線にいたI、今は現役を率いてくれているH、高校時代はバレーボール選手だったT、スキーでは国体の出場経験もあるKなどでした。
そのKの訃報が飛び込んできたのは、卒業して数年が経ったある日のことでした。卒業後は故郷に帰り、実家のホテルを親父さん達と一緒に経営し、結婚して子供もいる、と聞いていましたので、急病だったのかと聞いたところ、連絡を寄越したHは言を左右にして死因を教えてくれませんでした。OB会からの弔電などの手配をして、他のOBに当たったところ、どうも自殺だったらしい、というのです。
まだ30代の働き盛り。会社経営には心労もあったのでしょう。ただ4年間あれだけキツい練習に耐えられたのに、と思うとそれが口惜しくてなりません。社会人になり、家庭を持つということは、それだけ責任が増すことですし、人間的にも大きくなっていたはずなのですが・・・・
新歓コンパで「自分には芸がないので」と言って日本酒を一気飲みしたK、ヘルメットで額に傷がついたら「跡取りなんだから顔に傷がつくなら辞めます」と言いながらワンワンでは一番激しい当たりをしていたK、いつもニコニコしていた彼のことは永遠に忘れないでしょう