ブログネタ:起きづらい朝の眠気ざましの方法は? 参加中


リーグ戦が始まると、試合開始の2時間前には現地に集合し、1時間前には練習開始になります。会場によっては朝6時に起きていかなくてはなりません。私は自宅だったので家族に起こしてもらうことが可能でしたが、地方から入学して学校の近くに住んでいる連中にとっては大変だったようです。



練習後の飲み会で終電が過ぎた時などの定宿にもなっていたそこは同期のAのアパートでした。本人が無類の酒好きだったAは、淋しがり屋でもあり、自分のアパートを気持ちよく私たち同期に提供してくれていました。翌日、Aは1限に必修の語学があり、これ以上欠席すれば単位がもらえないという切羽詰まった状態でも、同期とのコミュニケーションを欠かすことなく、その日も飲んでAのアパートに泊まることになりました。



秋のシーズンは始まったばかりで、まだ日中は暑さが残っていた頃です。一緒に泊まったのは、S、Tと私で雑魚寝状態で消灯したのですが、酔っていたこともあり、午前0時を廻ってから雑談が怪談へと代わっていきました。照明のない暗闇での怪談は酔いも手伝ってクーラー要らずの涼しさを私たちに与えてくれました。順番に話が進み、Aの怪談が佳境に入ろうかというその時、突然天井から「ドンドンドンッ」と大きな音がしました。全員が跳び起きるくらいの驚きでした。
Aの部屋は1階で、2階には独身のOLが一人暮らしをしていたのですが、深夜、階下のヒソヒソ話が耳について眠れなかったらしく、床を叩いての抗議となったようでした。



時刻は午前3時をまわっていました。私たちを驚かせた抗議を受け、「じゃあ寝るか」ということになりました。私とS、Tはその日は午後からの授業でしたが、先に書いた通りAは1限から授業があります。するとAは突然枕を前にベッドの前に正座しました。「どうした?」と私が聞くと「うん、明日朝起きられるようにおまじない」と言って「枕さん、枕さん、朝7時に起こしてください」と枕に手を合わせたのでした。幼い頃からのおまじないだそうで、効果抜群とのこと。



数時間後、おまじないのおかげでAは授業に間に合ったようでした。もちろん私たちはそんなAには構わず、ゆっくり惰眠をむさぼっていました。


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