NCAAの08年ルール改定については、以下の提案がされたようです。先日アップした「予定報」に絞り込まれたようですが、それに採用されなかったものをご紹介します。いずれ日本でも同様の改定に向かうのではないでしょうか。





Previously, the game clock stopped when a runner went out of bounds and didn't re-start until the next snap. The proposed change will make an out-of-bounds play just like a first down, after which the clock is started when the official marks the ball ready for play.





従来はランナーがアウトオブバウンズに出たとき、ゲームクロックは停止しました、そして、次のスナップまで時計は動きませんでした。提案されたルール変更は、第1ダウンを獲得してランナーがアウトオブバウンズに出た場合、次の計時開始をレディフォープレイにしようというものです。



一時社会人リーグで試行された時計の計時開始のやり方です。アメリカのように10万人収容のスタジアムが満員で1試合しか行われないのとは違い、日本の場合には限られたスタジアムで1日複数試合が行われるので、この改定は実現の可能性が高いかもしれません。その場合には今の1Q12分ではなく、1Q15分になるかもしれませんね。





The clock will not start until the snap during the final two minutes of each half to protect the two-minute offenses.





ラスト2分を確保するために、第2・第4Qのラスト2分の宣告後は、スナップで計時開始となります。





これは日本ではフィールドクロックがある場合には、そのまま時間を流していたものをフィールドクロックがあってもラスト2分で一回計時を停め、次の計時開始をスナップからにしようというものです。確かにラスト2分の攻防はアメフトの華なところがありますので、最後の2分をじっくり観戦するには、よい改定になるかもしれません。






あくまでも採用されなかった改定案ですので、間違わないようにしてください。このほかにも「ファンブルが混乱した場合のみインスタントリプレイのチャレンジが行える」といった日本では実現不可能な提案もあったようです。