ブログネタ:信じてる迷信ってある?
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スポーツ選手は、意外にゲンを担ぐ人が多いと言われています。天覧試合で長島茂雄にサヨナラホームランを打たれた阪神の故村山実投手は、甲子園で完封試合をしたときに球場の関係者入り口で10円玉を拾い、それ以来マネージャーに球場入りするときに10円玉を落としておいてもらい、拾ってから球場入りしたそうです。




アメフトで有名なのは、不死鳥大学の全盛期、甲子園ボウルの当日は宿舎でスタイルし、チーム旗を先頭に徒歩で甲子園に向かったとか。私にもささやかながらゲンをかついでいた時期がありました。




関東学生加盟以来、リーグ戦では最初の年が1勝、翌年は全敗で最終学年を迎えたのでしたが、春には創部以来勝ったことがなかった吉祥寺のケヤキ大学に雨の中で辛勝しました。私は生来ヒゲが薄くて、当時は2~3日ヒゲを剃らなくても目立たないくらいのお子チャマでしたが、なんと、そのケヤキ大学戦の朝もヒゲを剃らずに試合に臨んだのでした。それまでは試合というのは神聖なもの、という変な意識があったので前日には斎戒沐浴して臨むという気持ちでいたのですが、その日に限って無精ヒゲで行ったのです。そして、勝利。もちろん嬉しかったのですが、そのときに自分の中で(ん、これはヒゲを剃らなかったせいかな?)という感覚が生まれたのでした。

秋のリーグ戦は初戦の綱島雷大学でヒゲを剃らずに行って惜敗。第2戦ももちろんヒゲは剃らずに行って、既にここで書いた通り戸塚の聖人大学に完封勝ち。ゲン担ぎはますます高じていきました。

結局最終学年では緑の怪物大学にも勝ち(これも掲載済みです)2勝を上げることができました。卒業後の初任地、福岡では社会人チームに所属しましたが、ここでもヒゲのゲン担ぎは続けていました。

このゲン担ぎを最後にしたのは、現役の雉達が3部で初優勝し、綱島の雷大学と2部昇格をかけて入れ替え戦に臨んだ時でした。結果は前半のリードを守り切れずに3点差で惜敗。それ以来、アメフトでの私のゲン担ぎは行われていません。