タレントの中川翔子(22)が『サンデー・ジャポン』(TBS系)で先週発生したイージス艦と漁船の事故に関連し、「本当に、二人とも絶対に避けられた。死ななくてすんだはず」などと発言したことについて、「不適切」として番組最後と自身のブログで謝罪した。



 現在行方不明となっているのは漁船「清徳丸」に乗っていた吉清治夫さん(58)、哲大さん(23)の親子。この二人については、20日に笹川尭衆院議院運営委員長も「恐らく生存の可能性はない(中略)救命胴衣を着けていないから」と述べ、問題となっていた。



 中川は自身のブログで「感情が高ぶり行方不明の方に対して失礼な発言をしてしまいました 本当に申し訳ありませんでした… 生存して無事に戻ってくることを願いたいです 申し訳ありませんでした」と謝罪をした上で、「自分の発言に対してもっと冷静に考えてからじゃないといけないと考えるようになってきていました」と今後の決意を表明した。



 これらの件を受け、個人のブログでは「今一番ナーバスな問題なので、発言には充分注意した方がいいと思いました」と注意を促す意見や、「最近はちょっとした一言ですごい騒ぎになってしまうからコメンテーターギザムズカシス!!!ですな。。。」と最近の世論の動きの早さについて指摘する意見が見られる。



 また、「事故の場所と状況を見る限り現実的には絶望であるわけでもあるし、しょこたんも番組の終わりとブログできちんと謝罪しているようなので、彼女の発言をあまり問題視しないほうがいいでしょうね」と、今回の発言をことさらに大きくしないことが求められる、とする意見もある。



 なお、清徳丸が所属する漁協は吉清さん家族から「二次災害の恐れある」との中止要望を受け、25日に捜索活動の打ち切りを決定している。






確かに回避義務がイージス艦側にあったのは間違いないでしょう。自動操舵を船の密集している東京湾近くで行っていたのも問題です。ただ、一方的に自衛艦が悪いと決め付けていいのでしょうか?しょこたんほどの知名度もないので、ブログが炎上するようなことはないのかもしれませんが、事故にあった清徳丸の近くで漁をしていたほかの漁船は、自衛艦を視認するなり、レーダーで確認するなりして、回避行動を取っているというのも事実です。また、他の漁船からの無線連絡も入っていたのではないか、と思われます。大きな自衛艦ですから、仮にマニュアルで航行していたとしても、すぐに船首を変えるとか、停止するということができたのでしょうか?行方不明のお二人には、大変お気の毒だとは思いますが、密集海域で漁をしていたという自覚は漁船側にもあったわけで、100%自衛艦側に非があるという論調はいかがなものか、とも感じたりしています。


海難審判でこれから明らかになるでしょうが、自衛艦のみの非をあげつらうマスコミの姿勢には、疑問を感じざるをえません。