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レギュラーシーズン新の589得点に、数々の個人記録。ただし、相手を圧倒してきた攻撃力だけでは、連勝の継続はおぼつかない。ペイトリオッツが守備陣の奮闘でチャージャーズを振り切り、1972年シーズンのドルフィンズ以来となる無敗王座まであと1勝と迫った。
 チームをけん引してきたQBブレイディが、今季最多のインターセプト3本を許す。攻撃権を失っては深く攻め込まれたが、そのたびに守りが踏ん張った。相手のパスコースを懸命に防ぎ、鋭い出足のタックルも披露。FGは許しても、TDだけは与えない粘りで主導権を手放さなかった。
 味方の熱いプレーに呼応するようにして、ブレイディも司令塔としての本来の働きを取り戻す。エースWRモスに厳しいマークが集まる中、途中からはRBマロニーの切れのいい走りを軸にして挽回(ばんかい)。2点差に迫られていた第4クオーター、6ヤードのTDパスで勝負を決めた。
 ブレイディは「前進し続ける上で欠かせないプレーをできる選手が、このチームにはいる。きょうの守りは本当に素晴らしかった」と仲間をたたえた。結果的には、攻守が互いに支え合っての快勝。史上2チーム目の快挙が、はっきりと見えてきた。


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