米国コア個人消費支出指数は上昇しました。米株は上昇、米長期金利は続落、ドル指数は反落、ドル円は153円台後半で取引を終えました。

金曜日のメジャー8通貨の内、勝ち組では豪ドルが最強通貨となり、それにポンド、ユーロ、円、ニュージードルと続きました。一方、負け組ではスイスフランが最弱通貨となり、それにカナダドル、米ドルと続きました。

金曜日の米ドルは行ったり来たりで若干弱含んで終始しました。ドルインデックスは104.399から104.319へと少し反落しました。タイムサイクル的には7/15-26の天井圏が終了、7/22-8/1の底値圏に向うはずです。エリオット波動的には、(週足レベルでは)下降C波の下げの波の中の2回目の下降c波にいます。この下降波は10月末までは続くはずです。一方、ユーロドルはサイクル的には7/19-31の底値圏に向かっていますが、週央までに終了して7/25-8/5の天井圏に向かって反発するはずです。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の上昇c波がスタートし始めたところです。このc波は10月末までは続くはずです。

金曜日のドル円はロンドンまでは買われていましたがニューヨーク時間に売られました。金曜日の20:00に154.739円の高値をつけ、23:00に153.100円の安値を付けました。ドル円の一日の値幅は163.9ピップスとかなり大きな値幅でした。タイムサイクル的には7/18-26の底値圏が終わり、7/24‐8/2の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はほぼすべて横ばいでした。ドル指数は短期中期的には反発するでしょう。なので、ドルスト通貨は短中期的には売り場探しでしょう。またドル円は中期的には買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。金曜日の日米10年金利差は3.186%から3.136%へと2日続落しました。日本の10年債金利は1.059%から1.059%へと横ばいでした。一方、米国の10年債金利は4.245%から4.194%へと2日続落しました。金曜日の10年金利とドル円は0.62と比較的強い順相関になっています。またドル指数とドル円の相関も0.79と強い順相関です。10年金利はタイムサイクル的には7/26-8/5の天井圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の下降c波が終了したかもしれません。急騰が始まる可能性があります。長期金利は5波で反発上昇していくはずです。

新興国通貨ではトルコ中銀は7/23の決定会合では50.0%へと据え置きでした。マーケットは対ドルでは依然として高値更新中です。対円では7/3の高値から反落中です。現在は4円台後半で取引されています。メキシコ円については、メキシコ中銀が6/27に政策金利を11.00%と現状維持としました。総選挙で極左のシェインバウム次期大統領が勝ったことでペソが売られています。サイクル的には7/23-8/1の底値圏に向っています。エリオット的には長期の上昇波が6/3に終了、長期的ダウントレンドの下降C波が展開中です。ランド円は7/18に南ア中銀が政策金利を7回連続で8.25%で据え置きました。現在7/1の高値から反落中で8円台前半で取引されています。ブラジルレアルは6/19の金融政策決定会合で10.5%の据え置きを決定しました。5月以来の安値である27円台前半まで急落中です。

金曜日のコモディティ市場ではWTI原油は大きく反落しました。タイムサイクル的には7/30-8/6の底値圏に向かって下落中です。エリオット的には(週足レベルでは)長期の下降B波が1/17に終了、上昇C波がスタートしています。金曜日の金は大きく反発しました。日足タイムサイクル的には7/22-29の底値圏が終了、7/26‐8/6の天井圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇E波が展開中です。上昇E波は年単位の上昇となるでしょう。天然ガスは4日続落しています。タイムサイクル的には7/22-31の底値圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)下降C波の中の最後となる下降5波が展開中です。

 

☆ 昨日のYouTube動画は日経225とポンド円でした。