金曜日はクリスマスイブ休暇でほとんどの市場が休場でしたので、動きは限定的でした。
金曜日の米ドルはクリスマスイブで静かな中、東京では弱含みでしたがその後強含みで終了しています。ドルインデックス市場は休場でした。タイムサイクル的には、ドルインデックスは12/20‐29の底値圏に向かった下げの値動き中と思われますが、今週央までには反発上昇するはずです。エリオット波動的には11/24に上昇c波の高値が終了、下降d波の下げの中にいますが、最後の下落波の中にいると思われます。一方、ユーロドルは12/20-28の天井圏に向かって上昇していますが今週央までにはいったんのピークを付けて次の12/27‐1/5の底値圏に向かって下落し始めるでしょう。
メジャー8通貨のうち勝ち組ではスイスフランが最強通貨となり、それに円、米ドル、カナダドル、ポンド、ユーロが続いています。一方、負け組ではニュージーランドドルが最弱通貨となり、それに豪ドルが続いています。
金曜日のドル円は終日弱含みから横ばいの値動きでした。金曜日の09:00に114.511円の高値を付け、金曜日の13:00に114.298円の安値を付けています。ドル円の一日の値幅は21.3ピップスとほとんど動きませんでした。ドル円はタイムサイクル的には、12/23‐29の天井圏はまだ3日間有効期限は残っていますが、すでに終了しているかもしれません。ここから次の12/28-1/6の底値圏に向かって反落していくでしょう。エリオット波動的には12/3から下降D波の中の上昇b波の中にいますが、近々下げのc波の中に入ると思います。
ドル円の動きは日米金利差の要因も大きいと思われます。金曜日の日米10年金利差は前日の1.426%から1.425%へとほとんど動きませんでした。ドル円もほとんど動いていません。長期金利差とドル円の相関は若干下がってきていますが強いままです。相関係数は0.50です。中長期的には、10年金利差の11/26以降の下げはトレンドの下方転換を意味しており、ドル円もトレンドが下方転換した可能性が高いです。その10年金利は1.494%から1.493%へと動いていません。10年金利はサイクル的には本日にも12/17‐27の天井圏が終了して次の12/24-1/3の底値圏に向かった反落となるでしょう。
円はクリスマスイブで静かながら終日強含みで、クロス円もほとんど動いていません。ドルストは米ドルは勝ち組だったので反落しています。FX戦略としては、ドル円は短期的にはそろそろ反落すると思われますので、ドル円の売り、クロス円の売りタイミング探しと思われます。ドル円と相関の強い米10年金利はいったんのピークになったと思われます。米ドルはさらに下値トライがありそうですが、その下げも最大で29日(来週水曜日)まででしょう。
新興国通貨ではトルコリラは12/16にTCMB(トルコ中銀)が公定レートを1%下げたことでリラ円は12/20に一時6.164円の史上最安値を更新しましたが、その後対ドルでの預金保証をエルドアン大統領が発表したことで11円台まで急反発しています。現在は10円台後半で取引されています。メキシコペソ円はメキシコ中銀が12/16に市場の予想を越えて0.5%の利上げを決定しています。ペソ円は5円ミドルまで連日上昇してきています。11/18に南ア中銀が3.75%に0.25%利上げしたものの続落気味でしたが、円安と伴に反発気味です。
一方、コモディティではCRBインデックス、原油価格は休場でした。原油についてはサイクル的には12/8‐22の底値圏は終了して12/16-28の天井圏に向かった値動き進行中ですが、今週央までにはピークを付けて反落し始めると思われます。金も休場でしたが、サイクル的には12/19-27の天井圏は本日終了しますので、今週は次の12/24-1/4の底値圏に向かった反落の値動きとなるでしょう。
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昨日のYOUTUBE動画は原油とポンド円です。