金曜日の米国消費者物価CPIは6.8%と1982年以来の高さに達したものの、株価は上昇して引けました。米国長期金利は続落して米ドルは続落、ドル円も続落して週を終えています。

金曜日の米ドルはニューヨークまでは強含みでしたがCPI発表を境に反落しました。ドルインデックスは前日の96.203から96.050へと下落しています。ドルインデックスは12/3-13の天井圏は終了して、12/7-17の底値圏に向かった値動きと思います。エリオット波動的には11/24に上昇c波の高値が終了、下降d波の下げに入っているように見えます。一方、ユーロドルは12/6-15の天井圏に向かって反騰しているようです。

メジャー8通貨のうち勝ち組ではポンドが最強通貨となり、それに僅差で豪ドル、ユーロ、スイスフランが続いています。一方、負け組ではカナダドルが最弱通貨となり、米ドル、円、ニュージ―ドルが続いています。

金曜日のドル円はニューヨーク前までは買われていましたがその後売られています。金曜日の20:00に113.788円の高値を付けた後、下落して土曜日の01:00に113.222円の安値を付けています。ドル円の一日の値幅は56.6ピップスとまあまあな値動きとなりました。ドル円はタイムサイクル的には12/3-9の天井圏が終了、12/7-13の底値圏に向かった値動きと思われます。エリオット波動的には下降D波に入っています。

ドル円の動きは日米金利差の要因も大きいと思われます。金曜日の日米10年金利差は前日の1.46%から1.44%へと下落しています。ドル円も小幅に下落したので、金利差に順じた動きでした。日米長期金利差とドル円の相関は強いままです。中長期的には、10年金利差の11/26以降の下げはトレンドの転換を意味しており、ドル円もトレンド反転した可能性が高いです。その10年金利は1.502%から1.487%へと続落しています。10年金利はサイクル的には12/2-9の天井圏に向かった値動きは終了、12/7-14の底値圏に向かった値動きのようです。

円はカナダドル、米ドルに続く負け組だったので、クロス円ではカナダ円は下がりましたが、その他はすべて上昇しています。一方、米ドルも下落しています。ドルストはカナダドルとニュージドルが下落しましたが、その他は上昇しています。今週初のFX戦略としては、ドル円は短気的にははっきりしませんが、中長期的には下落すると思いますので売り場探しと思われます。また米ドルは続落がありそうですので、ドルスト通貨の買い場探しと思われます。金曜日に対ドルで上昇しなかった(出遅れの)カナダ、ニュージ―ドルの買いが面白いかもしれません。

新興国通貨ではトルコリラは依然として弱含んでおり8円前半で取引されていますが、金曜日は8.1円台と市場最安値(8.063円)を狙っています。メキシコペソ円は11/26に5円台前半まで売られ今年3月以来の安値を付けていましたが、ここのところ反騰しています。金曜日は5.4円台で上昇しました。11/16に南アの中銀が0.25%利上げしましたが南ア・ランド円は続落気味です。7円台すれすれです。

一方、コモディティではCRBインデックスは原油の反騰に連れて上昇しています。原油価格は1.5%反騰しています。引け値は71.99ドルでした。ただサイクル的には12/1-9の天井圏は終了していますので、12/8‐22の底値圏に向かい始めたようです。金は反発、1780ドル台で引けています。

 

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昨日のYOUTUBE動画は原油円とポンド円です。