金曜日午前10時頃南アで新型株'オミクロン’が発見されたことで英国が直ちに南アへの渡航禁止を発表したことで株価は大暴落、為替は一気にリスクオフムードでドル円、ドルとも急落となりました。コモディティでは原油価格が13%もの下げを記録しました。

金曜日の米ドルはロンドンまでは強含み、以降は弱含みで前日よりもネガティブで1日を終了しています。ドルインデックスは前日の96.789から96.071へと大きく下がっています。ドルインデックスは11/23-12/1の天井圏は終了、11/29-12/7の底値圏に向かって下落しはじめたところです。エリオット波動的には11/24に上昇c波の高値が付いた模様です。下降d波の下げに入ったようです。一方、ユーロドルは11/24‐12/2の底値圏が11/24に終了していて12/1-8の天井圏に向かって上昇し始めたと考えられます。

メジャー8通貨のうち勝ち組ではリスクオフ通貨である円が最強で、それにスイスフラン、ユーロが続きました。ポンドは連日で横ばいでした。一方、負け組の中では、原油の暴落と伴にカナダドルが最弱通貨となり、同じ資源国通貨の豪ドル、ニュージ―ドル、そして米ドルと続いています。

金曜日のドル円は、南アでオミクロン新型株が発見されたとの報道をきっかけに一気に売られ終日下落し続けました。金曜日の07:00に115.370円の高値を付け、土曜日02:00に113.054円の安値を付けています。ドル円の一日の値幅は131.6ピップスと極めて大きな値動きとなりました。ドル円はタイムサイクル的には、11/23-12/1の天井圏は終了、11/29-12/3の底値圏に向かって下がり始めたようです。エリオット波動的には上昇C波の上昇e波が予定通り終了した模様です。ここからしばらくの間続落となりそうです。

ドル円の動きは日米金利差の要因も大きいと思われます。金曜日の日米10年金利差は前日の1.555%から1.418%へと暴落となりました。ドル円も同様に暴落となったので、金利差に順じた動きでした。日米長期金利差とドル円の相関は強いままです。金曜日の下げはトレンドの転換を意味する程の大きさがあり、ドル円もトレンド反転した可能性が高いです。その10年金利は1.636%から1.482%へと急反落しています。10年金利はサイクル的には11/22-29の天井圏が11/24に終了、11/29-12/6の底値圏に向かい始めた模様です。

円は最強通貨だったのでクロス円ではすべてが暴落となりました。一方米ドルも急反落しましたが、ドルストで反応したのがドル円、ユーロドル、ドルスイスのみで、資源国通貨は下落しています。
FXの戦略としては、ドル円の売りタイミング探しと思われます。また資源国でないドルスト通貨の買いが狙い目かと思います。

新興国通貨では11/16にトルコ中銀が15%へ利下げを決定、それを材料にしてトルコリラ円は連日安値を更新していましたが、11/23はセリングクライマックスでついに9円も切って8.492円の安値を付けました。金曜日はドル円の急落にもかかわらず、底堅く9円台前半で取引されています。メキシコペソ円は金曜日の円買いで5円台前半まで売られ今年3月以来の安値を付けています。11/16に南アの中銀が0.25%利上げしましたが南ア・ランド円は続落、金曜日は今年2月以来の安値まで下落しています。

一方、コモディティではCRBインデックスは原油安に引っ張られて暴落となりました。原油価格は南アの新型株'オミクロン’ニュースで大暴落、68.15ドルまで一日で13%もの下げとなりました。ドルの急反落で金は一時大きく上昇する局面もありましたが、結局売られて前日から若干高くなった程度で引けています。
 

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昨日のYOUTUBE動画は原油とポンド円です。