今日は、先日のダイビングで出会った
ダテハゼとニシキテッポウエビについてお話したいと思います。

ダテハゼとニシキテッポウエビの共生


ダテハゼは砂地の穴の中に住んでいます。
巣穴から出入りしているうちに穴が崩れてくるのですが
自分で穴を掘ったり修正する事は出来ません。

そこでニシキテッポウエビの出番です。

ニシキテッポウエビは、2本のはさみが付いた手を器用に使って
巣穴に流れ込んだ砂を排出したり、
邪魔な小石やサンゴのかけらを巣穴の外に運び出して
ハゼの巣穴を綺麗に掃除します。

ハゼは目が悪いニシキテッポウエビのために
外敵が近づいてきていないか見張り番をします。

ハゼの様子をダイビング中に観察していると
ダイバーが近づくとハゼが小刻みに尻尾を震わす行動が見られます。
「危険、注意しろ」
の合図です。

その合図が目の悪いエビにも直ぐに分かるように
常に触覚をハゼの身体に触れさせています。

危険の合図がハゼから発せられると、
エビは巣穴から出てこなくなります。
そしてハゼはぎりぎりまで見張りを続けますが
限界に達すると巣穴に隠れます。


ハゼとエビは持ちつ持たれつの良い関係なのです。


中にはダイバーが近づいてもなかなかエビに合図を送らない
ふてぶてしいハゼが居たり、
ちょっとした小石が気になるのか、巣穴が崩れてきても執拗にある小石を巣穴の外に出そうとしている神経質なエビがいたりします。

巣穴に海草が被っているのが気に食わなかったのか
エビがハサミでチョキチョキと海草を切って排除していた事もあります。


観察していると個体の性格が分かってとても面白いです。