さて、「借りられる」予算は分かりました。

 

今度は「借りたい」予算を出していきましょう。

 

確認しておきたいのはこちらの3点。

①毎月、いくら返済できるのか?

②繰上返済は、いくらできるのか?

③ローンの完済は、何歳のときか?

 

これらを考えて、金融機関からの借入額を計算し、購入予算の総額を決めていくのが理想です。

 

希望する月々の返済額から借入額を計算する場合、シミュレーションをしてくれるサイトを使って

計算してみましょう。

 

住宅保証機構株式会社 住宅ローンシミュレーション

 

例えば年収Aさんが、月額10万円の返済を希望していたとします。

 

元利均等返済、35年、金利0.6%、月額返済額10万円、ボーナス返済額0円の場合、

借り入れ可能額は、 37,870,000円  となります。

 

ちなみに、例えばボーナス返済額を10万円にした場合、

借り入れ可能額は、 44,170,000円  となります。結構上がりますね。

ボーナスは業績により変動するので、正直あまりお勧めはしませんが…。

 

さて、Aさんのご希望としては、3700万円を住宅ローンで借りたい!という事になりました。

その位の額なら、不安なく返済していけそうだと。

 

また、先ほどの住宅ローンシミュレーションでは、返済負担率というのも計算されます。

今回、年収600万円のAさんの場合は、返済負担率は、 20% となりました。

 

年収負担率は、年収に対する返済額の負担がどれくらいかを表します。

1年間の返済額÷税込み年収で出す事ができます。

 

20%前後 理想的な数値

25%前後 可能

30%前後 無理すれば可能

35%前後 かなり無理している状態

40%前後 難しい

 

税込年収に対する借入額の比率が40%を超えてしまうと、手取りの給料の半分以上を住宅費に回すことになります。

これは他の生活費を考えると、かなり厳しい割合になります。