クワイエット・ストーム① | 小川充オフィシャルブログ
2008-04-23 03:08:36

クワイエット・ストーム①

テーマ:音楽

仕事柄から国内外問わず

いろいろとサンプル盤をいただくことが多く

時に聴き切れないくらいの量のものが届くこともあります。

もちろんそれらには全て耳を通し

できれば繰り返して数回は聴こうと思うのですが

残念ながら1回流して聴いて

もしくは飛ばし聴きしてお終いということもあります。

それくらい、日々、色々な音楽が作られているわけで

それは一生かかっても全て聴くことのできない膨大な量です。

そんな中で最近

日々聴きたくなる1枚に出会いました。




Jimmy Abneyの『Return To Forever』です。

発売元はOsunladeが主宰するYoruba Recordsです。

と言うとディープ・ハウス系を想像するかもしれませんが

これは違います。

ジャケットに「Yoruba Soul Originals」と書いてある通り

夜のしじまが似合うメロウ&スムースなソウル・アルバム

昔風に言えばいわゆるクワイエット・ストームというやつです。


Jimmy Abneyは米ミシガン州の

グランド・ラピッズ出身のシンガー・ソングライターです。

このアルバムでは

ヴォーカル、キーボード、ドラム

プログラミング、シンセ、ベース

パーカッション、フェンダー・ローズ

(さらにフィンガー・スナップまでクレジット)

とほぼ全てを1人でやっています。


彼はKenny Lattimore1stアルバムでプロデュースをしたりしていて

結構キャリアは長い人です。

90年にUSProfileから

アルバム『Euro-K』も発表してますが

基本的には裏方仕事の多い

あまりスポットが当てられてこなかった人です。


その彼が何故このタイミングでアルバムを?

しかもYorubaから?

という疑問がありますが

Osunladeとは以前から交流があり

レーベル・コンピに作品が収録されたこともありました。

まあ、Osunlade

その才能に惚れこんだということなのでしょうが

彼が自信を持って自らのレーベルから送り出すだけあり

素晴らしいアルバムだと思います。


まず思い浮かべたのは

昨年Domuがプロデュースした

Pete Simpsonの『Look A Little Further』。

このアルバムも素晴らしかったですが

それに通じる男のメロウ・ソウルです。

Look A Little Further』は

Leon Wareがプロデュースした

Marvin Gayeの『I Want You』の現代版

とライナーに書いたのですが

本作でもMarvinの「Come Go With Me」をカヴァーしてます。


(続く)

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