2 Banks Of 4とIG Culture
遅まきながら
明けましておめでとうございます。
今日から仕事始めという人が多かったのではと思いますが
DMRは既に1月3日から営業してますし
いろいろと原稿にも取り掛かってます。
元旦と2日は実家でのんびり過ごしたものの
あっという間の休日という感じでした。
年末から年始にかけて
Jose Jamesと2 Banks Of Fourのインタヴューをやりました。
これは自分では言うのも何ですが
とても興味深い内容で
今までいろいろとやったインタヴューの中でも本当に面白く
アーティストの内面に迫ることができたんじゃないかなと思います。
1月末発売のremixに掲載されますので
是非、読んでみてください。
2 Banks Of 4に関しては
新作『Junkyard Gods』のライナーも書きましたが
これが何とも凄い内容です。
前作『Three Street Worlds』は21世紀のスピリチュアル・ジャズの傑作
という高い評価を得ました。
ただ、彼らは単純にスピリチュアル・ジャズ
というレッテルを貼ってしまうべきアーティストではありません。
それはこの『Junkyard Gods』を聴けば明らかだと思います。
Rob Gallagherは
今回の自分たちの音楽は
『ニュー・ゴスペル・コズミック・ジャズ』と言ってますが
まあ彼一流のジョークでしょう。
でもそんなSun Raまがいの言葉がピッタリくるアルバムです。
実際に宇宙からの使者Sun Raと
黒魔術時代のWayne Shorterのナンバーをカヴァーしてます。
宇宙的で
哲学的で
文学的で
形而上的で
時間の観念を超越しています。
言っておきますが
物凄くディープで
ダークで
クレイジーです。
そして、その暗さと狂気がとても美しい。
半端なリスナーじゃついていけない内容です。
でも逆にこれを聴ける人こそが
本当の意味でのスピリチュアルな音楽を理解できる
そんな資格を持っているのではないかと思います。
P-Vineから2月2日にリリースされますが
歌詞の対訳もついてきます。
2 Banks Of 4に関して
どうしてもサウンドに目がいき
それほど歌詞は注目されてきませんでしたが
僕はRobの書く歌詞の世界もとても重要な要素だと思います。
是非、歌詞も読んでください。
と、実は今この文章は
Freedom Schoolから出る
IG Cultureの新しいアルバムを聴きながら書いていたのですが
これがまた凄い。
ここのところのIGからして
J Dilla的なヒップホップかなと思ってたのですが
僕の予想をはるかに超越してます。
クロスオーヴァーだとか
ブロークンビーツだとか
そうした言葉がちょっと軽々しくて
彼のアルバムには使えません。
これらのアルバムは
そうした我々のマーケット的なネーミングを
軽く凌駕してしまう
そうしたオリジナリティを持つものです。
そもそも彼らは
制作するにおいてマーケティングなどはしていないでしょう。
レコード会社から予算をもらい
レコード会社の意向に沿って売れるものを作る
そうした人たちとは対極に位置する人たちなのです。
そもそもアーティストは
マーケッターではなかったはずです。
それが、いつの間にかマーケッターになっている今。
売れるか売れないか
そんなことを考える必要は無いのじゃないでしょうか?
そんなことえを考える暇があったら
努力して、自分を追い込んで
オリジナリティをあるものを作ればいいと思います。
アーティストが作ったものに対して
レコード会社の人だったり
事務所の人だったり
レコード/CDショップの人だったり
他の人が考えて売れるように努力すればいい話です。
2 Banks Of 4とIG Cultureの話から脱線気味ですが
この2組はそうしたアーティスト本来のあるべき姿を
改めて僕に教えてくれました。