確定申告の締め切りまであと僅か | 小川充オフィシャルブログ

確定申告の締め切りまであと僅か

確定申告の締め切りまで

あと5日程しかありません。

日頃きちんと領収書などを整理していなかったこともあり

今、その整理や書類作成に追われています。

大体の目途はついたのですが

足りない書類があることもわかり

来週頭にそれを揃えないといけません。


僕は今まで白色申告をしていたのですが

今年、平成18年度分をやってみて

今後は青色申告にした方が

控除や必要経費の枠も広がり

もう少しうまくやりくり出来るのかなということもわかりました。

今回はもう間に合わないですけどね。


自分で言うのも何ですが、

今までを振りかえってみると

僕はお金に無頓着な人間で、

金のことで細かいことを言うのは男らしくない

なんて思っていました。


でも、そうじゃないんですよね。

お金を知るということは

ビジネスを知ることであり

ビジネスを知るということは

世の中で自分の価値がどれくらいあるのか

それを知ることでもあるのです。

だからそういった経済音痴を改善する為にも

青色にした方がいいのかなと。


青色は収支決算書をつけなければならないので

経理的な知識も必要になり、

会計ソフトも導入しないといけないでしょう。

大変は大変なのですが、

お金のありがたみがより分かるし

何より自分の仕事がうまくいってるのか、いっていないのか

どこに問題があるのか

どう改善すればいいのかと

冷静に分析できるわけです。


日本の会社社会だと

日頃、自分の稼ぎがどれだけで

その内税金でいくら徴収され

どういった控除が受けられるかというのは

年末調整で源泉徴収票を一枚もらうだけなので

あまり深く考えることはないのですが、

自分で一つ一つ計算していくと

お金の流れがより明確になり

個人事業主としての意識も高まると思います。

サラリーマンも結局は

会社と雇用という契約を結ぶ個人事業主ですからね。


同時に税金の使い道についても

より厳しくチェックする目が育つし

それはすなわち政治への参加ということでもあります。

度々話題になる

代議士の事務所費問題など

こうして確定申告をすると

本当にとんでもないことだな

というのがよく判ります。


年末調整というシステムの歴史は

終戦後の昭和22年にまで遡ります。

税務署の対応を考えると

合理的なシステムではあります。

ただ、一方で国民の税金に対する意識の低下を招いている

といった問題点も指摘されています。

何だか政府から

「あなたは、税金の計算とか面倒なことは考える必要はないから

とにかくしっかり働いて税金を納めてくれればいいんですよ」

なんて言われてるような気がするのです。


現在、日本の対外資産負債残高は300兆円を超え

それが毎年20~30%もの割合で増えているという現実。

そうした現状を見るにつれ

自分の支払う税金はいくらで

それがどのように使われているのか

もっと知るべきだなと思います。