Jazztronica !! 『ESSENTIAL BLUE』リリース・パーティー | 小川充オフィシャルブログ

Jazztronica !! 『ESSENTIAL BLUE』リリース・パーティー

昨日はThe Roomで「Jazztronica !!」

前に告知したように

ブルーノートのコンピ

『ESSENTIAL BLUE - Modern Luxury』発売にちなんで

野崎良太氏、沖野修也氏と3人で

トークショーをやったのでした。



お客さんにも来ていただいて

ひとまず無事に終了しました。

でも、こうした生のトークショーって

普段やり慣れていないから

DJより全然緊張しますね(笑)。

最初、マイクの電源がOFFのままで話し出す、

というお約束をやってしまいましたし。

(別にネタじゃありませんから)


でも、野崎君や沖野さんのブルーノートとの出会い

ブルーノート観も聴けて、

僕的にも非常に楽しかったです。

2人とも日頃から親しくさせて頂いているわけですが

こういった場が無い限り

改めて「ブルーノートとは・・・」

なんて話はしないですからね。

野崎君による

レコード・ジャケットに見るHorace Silverの変遷論(?)

なんてのも聴けて面白かったですよ。


で、トークショーが20時30過ぎから40分程やって

でもまだ21時30前。

「Jazztronica !!」は長いのです。

トークショーの後は野崎君が旧譜メインでDJ。

ブルーノート企画にちなんで

ブルーノート音源を一杯かけてました。

DJブースにはトークショーの為、

レコード・ジャケをお客さんが見られるように細工が施されていて

かかっている曲が一目でわかる仕組み。

昔のジャズ喫茶的なんですが

これはいいアイデアですね。


その後は沖野さん。

どうやら『United Legends』のリミックス企画が動き始めているようですが

Clara Hillが歌った「If It Is Love」の

Pirahnahead自身が手を加えた別ヴァージョンをプレイしてました。

これがパーカッションを前面に出したオーガニックな味わいで

非常に良かったです。


その後は僕。

『Jazztronica !!』で回す時は

いつも生音多めを意識しているのですが

昨日は今までにも増して多かったかな。

特にアフロ系の音が多めになったのですが

僕の今個人的なマイ・ブームとなりつつあるのが

フォークとアフロなのです。


どちらもかつてもてはやされた時期がありましたが、

それが過ぎたら皆さっと離れてしまい

今あまり注目している人はいないでしょう。

でも、僕は昔から人が注目しないことに注目するタチで

去年くらいからフォークとアフロがまた来るんじゃないかな

と思っていたのです。

実際、そうした兆候は

ところどころで見たりしているのですが・・・。


まあ、アフロと言っても

ジャズ、ファンク、ソウル、ロック、ラテン、ブラジリアン、レゲエと

幅広いジャンルと交わっているものなので

アフロをテーマにこうしたジャンルの縦断をするのが

DJの楽しみでもあったりするのです。


昨日はJazztronikでもパーカッションを叩いている中里さんも参戦し、

そして野崎君や沖野さんまでもが

DJに合わせてパーカッションで

フリー・ジャム・セッションと凄いことになり

アフロものが一段と映えたのではないでしょうか。

でも、遊びに来てくれた友人が

「ブルーノートと聞いて来たけど、

かかってるのはアフロじゃない(笑)」

なんて言ってましたけど。


その後もパーティーは続き

明け方は最近の「Jazztronica !!」の定番コースである

ブギー・ソウルのバック・トゥー・バック締め。

僕もブギー・ソウルは昔から大好きで

普段もパーティーの最後はこの手のナンバーで

クール・ダウンさせていく流れを作るようにしているので

本当にパーティーらしい終わりと言えるのではないでしょうか。

ということで、20時から翌6時まで

長く楽しい一夜が終わったのでした。

皆さん、お疲れ様でした。