吉澤はじめライヴ | 小川充オフィシャルブログ

吉澤はじめライヴ

今夜(正確に言えば昨夜)は、渋谷のClub Asiaで吉澤はじめさんのライヴがありました。僕もライナーノートを書かせてもらった「Echo From Another Side Of The Universe」のリリース・パーティーだったのです。
吉澤はじめライヴ
Sleep Walkerでお馴染みの吉澤さんですが、クラブ・イベントで自身がメインのライヴをやることは、ホームグラウンドのThe Roomを除いてはあまり無かったので、かなり気合が入ったライヴでした。ライヴは2部形式で、1部では自身のソロ・アルバムからの曲を、2部ではセッションっぽい雰囲気でHerbie Hancockの「Maiden Voyage」、Weldon Irvinの「Mr. Clean」のカヴァーをやっていました。特に2部での夫々の曲の解釈の仕方というか、オリジナルをいかに自分のイマジネーションに基づいて新たな曲にするかという試みが面白く、彼の核にあるジャズ・ミュージシャンとしてのチャレンジャー魂を感じることが出来たと思います。Sleep Walkerの時とはまた違う雰囲気で、割とジャズ・ファンク / フュージョンっぽいテイストが強く、全体にクールでファンキーな演奏でした。

今回は五十嵐イッセイさんという旧知のトランペット奏者の方と、お馴染みのイケッチ(ベース)や、KJMのライヴ・アクトでも活躍していたアマクラ・マサノリ(ドラムス)、吉澤さんのアルバムにも参加しているRIA(ヴォーカル)といった編成で、特に五十嵐氏のトランペットを生かすような選曲であったとも思います。その辺りで、MilesとかFreddie Hubbard的な展開もあったりしたのかも。イケッチも頑張ってたしね。

ライヴの合間にはCALM、福富幸宏さん、沖野好洋さんのDJがあり、またラウンジでは近くアルバムを発表するDJ Kawasaki、JoyrideチームのDJがあり、こちらもいい雰囲気でした。久々にCALMの深川君と会って話が出来たのも良かったです。川崎君のアルバム「Beautiful」(コロムビア)は、まだリリース前ですが僕達周りのDJや関係者の間では既に話題盤となっていて、8/30のリリースに向けて益々盛り上がっていきそうです。9/1にはYellowでPhil Asherを迎えてリリース・パーティーもある模様。

さて、もうそろそろ寝ないと ! 明日(というか今日)はThe RoomとJZ BratでJazztronikの野崎良太君主宰のイヴェント「Jazztronika !」の1周年パーティーがあり、僕もDJで参加するので、レコードを選んだりとか色々あるのです。JZではJazztronikのライヴもあり、Rob Gallagherも出るみたい。野崎君のDJやイヴェントの時はいつもお客さんの盛り上がりが凄く、こちらもそれに乗せられることが多いのだけれど、明日はいつもより更に盛り上がりそう ! なので、こちらもそれに備えておかないとということで、ではお休みなさい~。