宅配便の品質低下問題 | 社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

経営歴36年。波乱万丈、成功と裏切り、でも人生は素晴らしい

今日のヤフーニュースで下記の内容が書かれていました。

「クール宅急便で菓子がとけた」 業者がヤマト運輸を提訴

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00000007-asahi-soci

残念ですが、これが今の宅配物流の現状です。

増える物量に対して、品質もドライバーも追い付いていないのが大きな問題です。

アマゾンをヤマト運輸が一手に引き受けた事も大きな切っ掛けでありますが、ここまでネットを活用したビジネスモデルが伸びるとは、私もそうですが殆どの人が想像していなかったと思います。

やはり大きな問題点は、適正な運賃を消費者からもらえていない問題でしょうか。

そもそも適正運賃がもらえていない状況で、サービス過剰と思えるような配送サービスをしている訳ですので、その負担は全て働くドライバーや下請け業者にしわ寄せがきています。

これが、日本の物流面の大きな問題であると思います。

燃料費高騰、ドライバー不足、ますます過剰になる配送サービス、、、

運ぶ現場への恩恵や支援が無い限り、いつか物流が崩壊するのは目に見えています。

やはり、消費者側が覚悟して物流費を負担していかなければならないのではないでしょうか。

当社では、ドライバー派遣サービスを行っておりますので、日々多くのドライバーを派遣していますが、スタッフの採用は当社でも苦労しています。

本来であれば、細かい宅配物流の受託なども受けたいのですが、とても受けられるような運賃、配送スキームでないのが現実です。

負担は、すべて下請け業者が背負うという仕組みが続く限り、この分野には手が出せません。

もちろん、下請け業者にも問題はあります。

適正運賃でないと分かっていても引き受けてしまう弱さが、問題点の先延ばしになっていると思います。

営業力が無ければ上に従うしかないのも理解できますが、もうその次元は超えてきています。

当社は、まだまだ弱小で発言権なんてありませんが、少しでも物流業界が良くなるよう、裏方として社会へアピールをしていきたいと考えております。

物流が倒れたら今の日本は止まってしまいますので。