昨今騒がれているドライバー不足問題で、同業他社の人材派遣・紹介業界から
新規参入する企業がこれから増えるようです。
確かにここまでドライバー不足が騒がれると、“隣の芝生は青く見える”となり、
商売になりそうと思われるのは理解できます。
ただ、実際はそう簡単な業界でないのも真実であります。
これから増えてくるのは、ドライバーの人材紹介でしょうか。
正直、派遣を利用したくないと思われる企業も多く存在します。
特に中小零細の運送会社は特にそうですが、大手でも1000台単位を抱えているような
運送会社になると、年間の退職者数も100名単位になるでしょうから、派遣よりも
人材紹介で社員を補充したいのも理解できます。
ここで問題なのが紹介料で、通常のホワイトカラーであれば求職者の想定年収の30%を
支払う理論が、運輸業界では通用しないことです。
運輸業界の文化的に、ドライバーを採用するのに多額の紹介料を支払うなんて経営諭は
そこにありません。
仮にそれができるのであれば、ここまでドライバー不足は騒がれないでしょうし、
その分ドライバーの給与UPや福利厚生などの待遇改善が業界全体できていたと思います。
しかし、今までそれができていないのは、物流費に対する消費者の目線の低さから、
満足な運賃をもらえていない運輸業界の根本的な問題もあります。
もう一つ大きな問題は、欠員補充の為の社員ドライバー職に応募者が魅力を感じない
という点もあるでしょうか。
それは何故か?
それは一生ドライバー職を続けたいと思う人材が、ごく僅かだという現実です。
お金を稼ぐ為の仕事というイメージも今では消えています。
今の人達は、お金より働き方や生きがいを優先します。
人生の中の一部として、ドライバー職を職のつなぎとして考えていると思います。
となると、縛られる社員の仕事より当社のようなドライバー派遣として、働く事の方が
楽であると思われると思います。
結婚と同時に退職する方が多くいます。
妻になる女性から見れば事故の心配があるのでしょう。
ただ今の時代、車も安全ですし運行管理も厳しくなっているので事故も減っています。
業界全体が、イメージを変える努力をしていかないと、どんなに新しいサービスや
同業他社の参入があったとしても採用率は上がらないと思います。
当社も派遣でなく社員を紹介して欲しい声にこたえる事も検討していますが、今後
どのようなサービスを提供していけばいいのか、色々と模索していきたいと思っています。
どちらにしても新規参入社は増えるでしょうね。
お手並み拝見です。