厳しさの伝達と改革 | 社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

経営歴36年。波乱万丈、成功と裏切り、でも人生は素晴らしい

経営者から社員への伝達は難しい。



経営者が良かれと進める改革も社員から見ればいままでの


やり方を変えるとなると面倒な事だ。その原因の一つが各自の


仕事のやり方を変えることへの拒否感だ。本人は、今が一番ベスト


だと思っている事も冷静に大きな視野で物事を見る事ができれば


今のやり方がベストなのかNOなのかは分ると思う。しかし、人は


変化を嫌う動物でありプライドもあり変化を好まない。特に歳を取


れば取るほど変化は難しくなる。



経営者は、今より未来を想定して物事を動かそうとする。しかし


現場で働く社員は今をこなす事が精一杯だどろうし個人個人自分


なりに努力をしている自負もあるだろうから冷静に今のやり方で


いいのだろうかと判断はできない。仮に分っていても行動は起こせ


ない。だからこそ2:6:2の原理がなりたつ。2割は成功者なり能力


が高く組織でも出世するでしょう。6割はどちらともいえない普通の


人である。残り2割りは能力云々もあるが組織としてもマイナスの


人であるかもしれない。この法則は、世の中のどれにも当てはまる


法則である。



経営者と社員の立場は確かに違う。その為いくら経営者がこうなん


だと力説しても右から左に抜けるのも分る。ではそれを外資のように


ドライに入れ替えるなり人をコマのように扱う方法もあるだろうが、私


にはそれは完全にはできない。やはり私も日本人であり社員達には、


是非視点を変え大きな視野で物事を分析して変化してもらいたいと


願っている。しかし、残念ながらその思いをいくら経営者が思ってい


ても、現実の数字はドライな結果をだしてくる。



経営の数字が毎月月次として出てくる。その数字が良くも悪くも経営


者の責任であり結果だ。しかし、その数字を作るのは働く社員であり


現場の者であり仕組みの答えである。仮にその数字が悪くても給与


としての対価がもらえる限りは、経営者が理屈を述べて改善なり意見


を出しても本心として聞く側は緊迫感はないだろう。だからこそ外資な


り大手の一流どころは、経営者と同じ感覚で数字の追求を求めるだろ


うし結果がでなければ辞める事も必要を迫るだろう。それぐらい厳しく


追求しないと利益とはでないのが今の世の中の厳しさだと思う。



私は経営者としては、甘い男なんだと思う。結果がすべてであり社員


達が緊迫感を今以上にもてないのも私の責任だと思う。自由に自分の


個性を出して伸びてもらいたいと思っても数字は現実数字を突きつけて


くる。今のやり方でいいのかどうか私含め全社員が考え直し行動を起こ


こす必要があると思う。



お金だけを溜め込んだ儲かっている中小企業は、ほとんどが親族経営


の会社だ。なぜだかは分らないが、人件費の原価も低いのだろうし身内


の中での給与であるだろうし親と息子の関係でもあるだろう。結果論他人


を使うより経営者意識も高いだろうし儲けようとする貪欲さは、親族会社


の特徴である。私のように親族を嫌う方針で大手のような会社経営を目指


すとなると、儲けるだけを考えると難しいのが現実である。



これを読んだ社員はどう思うかは分らないが、現実の数字を真剣に捉え


どうやれば上場できるような利益を安定して出せるようになるのか真剣に


考えてもらいたい。そこには今のやり方では不可能だ。思い切った改革な


り変革をしていかないと今以上には伸びない。各個人が冷静に仕事のやり


方を分析して経営者が何を求めているのかも考えて欲しい。それが見えな


ければ経営者として大きな改革を再度動かす必要もあると思うので。



利益の追求を全員でしていかないと企業は存続できない。その為には


いい人では通用しない世の中の現実をもっと知ってほしい。


これはどの企業でも言えることですが。



今日は、社内でのある出来事を聞いて思った事を書きました。


その為の改革は私の中で決断はできましたが。