知り合いのお母さんは近所にある小学校の教頭である。
昨日たまたま会って立ち話をしていたら、保護者の質の悪さの話題に。
このお母さんの学校はピアス禁止の小学校である。
もし保護者がルールを無視して登校した場合、体育は見学、休み時間は校庭には出れないルールである。
それは入学前の説明会で説明済み。
もし不服なら、他所へどうぞである。

ちなみに、うちの子供の小学校はピアスは保護者責任として禁止にはしていない。
理由はクラスの6分の1がジプシーとよばれる独自の文化を継承して生きている民族で、法律とか決まりは一切守らずキャンプカー内で生活している人達の子供が来ているからである。
制服も着用せず、遠足や林間学校には行かない。
休み時間はジプシーの子供らだけで集まり、クラスメイトの子供とは関わらない。
勿論、誕生日パーティーなども来ないし、誘わない。
女子は16歳で結婚する決まりで、男子は12歳から車に乗り、父親の仕事を手伝い始める。
勿論違法行為であるが、警察はあまり関与しない文化がある。
何故に小学校に来るかは不明。
一昔前は来ていなかったが、無料だから来るようになったらしい。
男子は自営業であるため、最低限の算数と読み書きが必要らしい。
ジプシーらにどれほどルールを伝えても無理で、しかし子供の受け入れを拒否できないらしい。

話は戻るが、そのお母さんの学校の5歳の女子がピアスをして登校してきた為、担任が保護者に電話。
保護者は「本人がピアスをしたいと夢見ていたから5歳を待ってあけたのよ。そんな小さな子供の夢を反対するのか?」と激怒。
あげく母親は「私も小学校教員だけど、うちの学校はピアスは許可してます。もっと柔軟な思考で仕事をしたら?」と捨て台詞。

同じ教員なら理解出来んか?
各学校には学校のルールがある。
守れなければルールに従うか転校するしかない。
それを自分は教員で、だからピアスを許さん学校の責任者に助言までしてきた。
ルールとは何なのか…

私は販売接客業の経験はイギリスでのみある。
ずっと医療関係だったから、客がどう物を買うかなど知ることはなかった。
イギリスの職場にいて過去2度、客が使用した衣類の返品返金を断ると「私は弁護士でね」と言われた事がある。
返金返品を断ったら困ったことになるとでも、脅したかったのだろうか…
自分の職業をひけらかし、ルールが変わるわけがないと、弁護士なら分からんのかと思ったものである。

ルールを決めても守らん人がいて、その人達と卒業するまで戦う時間が無駄だから何も言わないと決めている学校もあれば、一人を許したら最後、ルールは死守するに奮闘する学校と…
全ては保護者問題である。
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