今朝、いつものように娘を学校近くの友達集合場所まで送っていった。
そこまでは小学校時代の友達の保護者が各車で連れていき、皆が集まり
次第、そこから集団登校するように入学当初から決めている。

今朝は娘より先に一人の女子児童が木の下に座って待っていた。
雨なのに濡れた芝生の上にカバンを敷き、そこに座っていた。
のであるが…朝は渋滞する車と人の通りの多い道路に向かって両膝を立て、こちらに向いて座って携帯電話に夢中になって待っていた。
下着は丸見えである。
思わず二度見してしまった。
車から降りる娘に「雨やのに座ったらパンツ濡れるで~てお母さんが言うてたと伝えて~」と冗談風に言い送り出した。
娘は私の意図する意味が分からず笑った。

小学校から問題児童であったその子は、気温がマイナス9度になれどベンツに乗っている両親はタイツすら買わず、スカートの中にスパッツも履かせず、素足に短い靴下だけで歩かせてきた。
もうそれは小学校からそうであるが、私は夏でもスカートの下には必ず短いスパッツを娘に履かせて来た。
下着を見せない身だしなみが身を守ることもあるからである。

下校時、この問題児童以外は保護者が車で迎えに行くが、このこの子だけは徒歩で帰る。
保護者がそうさせている家庭の事情があるからだとしておく。
去年の秋、この子が下校時に着ぐるみを着た、恐らく男性から後をつけられた事がある。
一人で帰宅中であった。
それがあっても保護者、隣に住む祖父母は迎えには行かない。
そんな事もあり、私はこの短いスカートに素足の12歳が足を立てて下着が丸見えになることが、どういう変態心理を突き動かすかという危機感を知らないのが怖くなった。

たまたま息子を迎えに行った時に、女子児童の祖母に会ったので、先日、外国人から後をつけられた児童の事件を話したら、祖母は「私はあれをニュースで知った日に、嫁(問題児童の母親)に迎えに行くべきじゃないかと提案したら、ああ大丈夫ですよ、もうそんな事は起きません。過保護にしないでください」と言われたそう。
パンツの件はさすがに言えなかった。

毎日同じ時間に同じ場所を一人で歩く事を把握している着ぐるみを着た大人に警戒心を全く抱かぬ親と、何ならタイツの下にもスパッツ履いたら?と言う私と…
一人で下校しながら耳にイヤホンをする女子児童、私は娘に友達と歩く時でも耳にイヤホンは絶対にするな、危険信号を聞き漏らすから絶対に周囲の音を聞きながら歩けと、しつこく言っている。
後ろから誰か来てもイヤホンをしていたら分からない。

この温度差は無知なのか…
それとも無防備なのか…
ハラハラしてしまう。
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