木曜日の事。
娘のクラスメイトのお母さん、ケリーとランチをした。
ケリーはクラスメイトのお母さんとフェイスブックで繋がっており、飲み会や互いの家でのホームパーティにも頻繁に参加しているが、私はその真逆でフェイスブックもやっておらず、クリスマス会以外、飲み会に誘われる事もなければホームパーティも開催しないので行き来がない。
ケリーは「アンタの位置が一番エエわ」と言った。
フェイスブックで繋がってしまったため、母親達の色んな事が知りたくなくとも入って来るとケリーは言った。
先日も１人のお母さんの４０歳の誕生日パーティを皆でしましょうとなったらしいが、その会費が１５０ポンドだったため、ケリーは「高いし、明け方まで飲む気もせーへんから断った」と言った。
しかし、断った事で「え？来ないの？」と言われ、ちょっと避けられているらしい。
そんな中、ケリーから衝撃ニュースを聞いた。
「あんたフェイスブックやってへんから知らんかもしれんけど、〇〇ちゃんのお母さんが不倫してたん知ってる？」とケリーが言った。
それはある日の事、いつもフェイスブックで自分のブランド物を自慢げに掲載しているお母さんがいる。
まだ３１歳であるから、雰囲気も若い。
そのお母さんがある日を境に忽然とフェイスブックから消えた。
ケリーは「あれ？消えた・・」と思っていたらしいが翌日、見知らぬ女が「私の婚約者とさぞかし楽しい思いをしたでしょう？」と書いた文章と共に、５０数枚の写真を添えたものを母親らのフェイスブックに拡散、侵入してきたという。
その写真は例のお母さんと男の写真で、人には到底見せてはいけない場面の物ばかりであった。
そこでケリーは気が付いた。
そう、去年の１０月にケリー宅で開催されたハロウィーンパーティに、このお母さんは我が子と共に、この男を連れて来ていたことを思い出した。
「弟」だと言っていたらしいが、ケリーの家の庭は森のような広さであるから、夜のパーティならどうにでも消える事が出来るうえ、死角だらけである。
「よう不倫相手連れてきたわ・・吐き気する・・うちの庭でヤったんかい！！」とケリーは言った。
私以外のお母さんは全員これを見た事になる。
女は「私の婚約者と寝ていたアバズレ母親は子供が３人もいて不倫は週３ペース。子供が気の毒」と書いてあったらしい。
不倫をしたお母さんのフェイスブックに拡散されたため、慌ててフェイスブックを退会したのであるが、時すでに遅し。
夫も両親も皆この写真付き記事を見てしまっていた。
その話を聞いた翌日の金曜日、私は娘のクラスメイトの誕生日会に行った。
その例のお母さんも来ていた。
思わず「この人、不倫してたんや・・」とマジマジ考えてしまった。
いつも通りヴィトンのカバンにグッチのサングラスをし、プラダの靴を履いて来ていた。
そこにいる保護者全員があの卑猥な写真を見ているというのに、満面の笑みを浮かべて楽しそうにしていた。
ネット拡散、恐るべし。
娘のクラスメイトのお母さん、ケリーとランチをした。
ケリーはクラスメイトのお母さんとフェイスブックで繋がっており、飲み会や互いの家でのホームパーティにも頻繁に参加しているが、私はその真逆でフェイスブックもやっておらず、クリスマス会以外、飲み会に誘われる事もなければホームパーティも開催しないので行き来がない。
ケリーは「アンタの位置が一番エエわ」と言った。
フェイスブックで繋がってしまったため、母親達の色んな事が知りたくなくとも入って来るとケリーは言った。
先日も１人のお母さんの４０歳の誕生日パーティを皆でしましょうとなったらしいが、その会費が１５０ポンドだったため、ケリーは「高いし、明け方まで飲む気もせーへんから断った」と言った。
しかし、断った事で「え？来ないの？」と言われ、ちょっと避けられているらしい。
そんな中、ケリーから衝撃ニュースを聞いた。
「あんたフェイスブックやってへんから知らんかもしれんけど、〇〇ちゃんのお母さんが不倫してたん知ってる？」とケリーが言った。
それはある日の事、いつもフェイスブックで自分のブランド物を自慢げに掲載しているお母さんがいる。
まだ３１歳であるから、雰囲気も若い。
そのお母さんがある日を境に忽然とフェイスブックから消えた。
ケリーは「あれ？消えた・・」と思っていたらしいが翌日、見知らぬ女が「私の婚約者とさぞかし楽しい思いをしたでしょう？」と書いた文章と共に、５０数枚の写真を添えたものを母親らのフェイスブックに拡散、侵入してきたという。
その写真は例のお母さんと男の写真で、人には到底見せてはいけない場面の物ばかりであった。
そこでケリーは気が付いた。
そう、去年の１０月にケリー宅で開催されたハロウィーンパーティに、このお母さんは我が子と共に、この男を連れて来ていたことを思い出した。
「弟」だと言っていたらしいが、ケリーの家の庭は森のような広さであるから、夜のパーティならどうにでも消える事が出来るうえ、死角だらけである。
「よう不倫相手連れてきたわ・・吐き気する・・うちの庭でヤったんかい！！」とケリーは言った。
私以外のお母さんは全員これを見た事になる。
女は「私の婚約者と寝ていたアバズレ母親は子供が３人もいて不倫は週３ペース。子供が気の毒」と書いてあったらしい。
不倫をしたお母さんのフェイスブックに拡散されたため、慌ててフェイスブックを退会したのであるが、時すでに遅し。
夫も両親も皆この写真付き記事を見てしまっていた。
その話を聞いた翌日の金曜日、私は娘のクラスメイトの誕生日会に行った。
その例のお母さんも来ていた。
思わず「この人、不倫してたんや・・」とマジマジ考えてしまった。
いつも通りヴィトンのカバンにグッチのサングラスをし、プラダの靴を履いて来ていた。
そこにいる保護者全員があの卑猥な写真を見ているというのに、満面の笑みを浮かべて楽しそうにしていた。
ネット拡散、恐るべし。