うちの娘は私と同じく、突然に謎の発疹が出たりする事が度々ある。
私のこれはイギリスに来てから今尚続く謎なのであるが、何かのアレルギーなのか何なのか、医者に行っても検査などしてくれないから未だ不明であるものの、酷い時は抗生物質をくれるのでそれで今まで治めて来た。
そのため、家には常備薬としてアレルギーに効果のある飲み薬を買い置きし、出たら4時間置き飲ませ、翌日に酷くなるようなら医者に行き「様子を見て」と言われて帰宅するというのを繰り返してきた。
ここ数日また頬に赤い湿疹が見られていたものの、広がる様子もないので観察していたが、今朝になり色が濃くなり更に広がっていたので、いつものようにアレルギー薬を飲ませた。
1時間ほどして赤身は引いたが、スーパーに行くついでに薬局に寄った。
今、自宅に買い置きしているのは1歳から飲んで良い薬であるが、今回は6歳から飲んで良い少し効果の強いものを買おうかと思い、薬剤師さんに相談してから購入しようと思ったのである。
薬局に行き薬剤師さんに相談すると「あんたも睡眠薬代わりにアレルギー薬買おう思てんの?」と怒気を含み言われた。
何の事か意味が分からず、「いえ、うちの娘のよく出る原因不明の発疹の・・」と言いかけると「ああ、それならエエわ。いつも飲んでんの?」と聞かれた。
そうだと答え、今回から6歳以上12歳以下のアレルギー薬を試してみる事になった。
薬剤師さんから説明を受けていると、横から「すいません、やっぱり買えないですか?」と話しかけてきた私よりも10歳ほど若い女性が薬剤師に声をかけた。
薬剤師は私に「ちょっとゴメンね」と言いながらも面倒な顔付きになり、「だからね、薬剤師としてはあくまでアレルギー症状を鎮静させる目的なら売る事は出来るけど、2歳の子供を長時間フライトで長く眠らせる為に飲ませるのは安全を保障できないから、聞かなかった事にして売ろうと思えば売れるけど、眠るとしても数時間、逆に覚醒する場合もあると報告もあるし、睡眠薬として使うのは反対」とその女性に言った。
書くまでも無い。
この女性は近く長時間フライトで子供と旅をするのであろう。
イギリスでは、昔は医者に行くとその類の睡眠剤を赤ちゃんでも出してもらえていたらしい。
私が子供を産んだときは既に廃止になっており、医者から「重度のアトピーやアレルギー症状で睡眠障害が起きている子供にのみ処方する」と言われた。
そう、私も子供が1歳の時に日本に連れて行ったから、もしかしてそんな睡眠薬があるのではないかと思い、念のため医者に相談に行ったのであるが、当たり前に出してもらえなかった。
そのお母さんは「じゃあ、他の薬局でアレルギーだと言って買えるわけでしょ?」と言い怒って帰って行った。
薬剤師は私に向き直し、「オーストラリアに行くかららしい」と言った。
合計24時間近く飛行機に乗っていなければならず、2歳児を連れては大変であると察するだけにお母さんの気持ちは理解できた。
私は薬剤師さんに「アレルギー薬を睡眠薬として買いに来る人いるんですね」と聞いた。
薬剤師さんは「そうやねん。今はネットでどの市販の薬が睡眠薬効果が高いかを互いに情報交換して買いに来る人、結構いてんねん。イギリス本土からアイルランドまでの短時間飛行でも、何とか睡眠薬的な物を飲ませて眠らせたいと言って来る親も多い。でもそれは素人情報やから危険やと私は言うようにしている。実際に覚醒効果が認められる場合も多数あって、逆効果になればそれこそ長時間のフライトは悲惨になる。この薬の効果も実際に薬で効いたのか、たまたま子供が寝たのかは誰も分からん」と言った。
ただ私は買いに行っただけであったが、今後またそんな質問を薬剤師さんからされかねないと思うと、このお母さんが横から入って来て少しためになったなと思う今日である。

私のこれはイギリスに来てから今尚続く謎なのであるが、何かのアレルギーなのか何なのか、医者に行っても検査などしてくれないから未だ不明であるものの、酷い時は抗生物質をくれるのでそれで今まで治めて来た。
そのため、家には常備薬としてアレルギーに効果のある飲み薬を買い置きし、出たら4時間置き飲ませ、翌日に酷くなるようなら医者に行き「様子を見て」と言われて帰宅するというのを繰り返してきた。
ここ数日また頬に赤い湿疹が見られていたものの、広がる様子もないので観察していたが、今朝になり色が濃くなり更に広がっていたので、いつものようにアレルギー薬を飲ませた。
1時間ほどして赤身は引いたが、スーパーに行くついでに薬局に寄った。
今、自宅に買い置きしているのは1歳から飲んで良い薬であるが、今回は6歳から飲んで良い少し効果の強いものを買おうかと思い、薬剤師さんに相談してから購入しようと思ったのである。
薬局に行き薬剤師さんに相談すると「あんたも睡眠薬代わりにアレルギー薬買おう思てんの?」と怒気を含み言われた。
何の事か意味が分からず、「いえ、うちの娘のよく出る原因不明の発疹の・・」と言いかけると「ああ、それならエエわ。いつも飲んでんの?」と聞かれた。
そうだと答え、今回から6歳以上12歳以下のアレルギー薬を試してみる事になった。
薬剤師さんから説明を受けていると、横から「すいません、やっぱり買えないですか?」と話しかけてきた私よりも10歳ほど若い女性が薬剤師に声をかけた。
薬剤師は私に「ちょっとゴメンね」と言いながらも面倒な顔付きになり、「だからね、薬剤師としてはあくまでアレルギー症状を鎮静させる目的なら売る事は出来るけど、2歳の子供を長時間フライトで長く眠らせる為に飲ませるのは安全を保障できないから、聞かなかった事にして売ろうと思えば売れるけど、眠るとしても数時間、逆に覚醒する場合もあると報告もあるし、睡眠薬として使うのは反対」とその女性に言った。
書くまでも無い。
この女性は近く長時間フライトで子供と旅をするのであろう。
イギリスでは、昔は医者に行くとその類の睡眠剤を赤ちゃんでも出してもらえていたらしい。
私が子供を産んだときは既に廃止になっており、医者から「重度のアトピーやアレルギー症状で睡眠障害が起きている子供にのみ処方する」と言われた。
そう、私も子供が1歳の時に日本に連れて行ったから、もしかしてそんな睡眠薬があるのではないかと思い、念のため医者に相談に行ったのであるが、当たり前に出してもらえなかった。
そのお母さんは「じゃあ、他の薬局でアレルギーだと言って買えるわけでしょ?」と言い怒って帰って行った。
薬剤師は私に向き直し、「オーストラリアに行くかららしい」と言った。
合計24時間近く飛行機に乗っていなければならず、2歳児を連れては大変であると察するだけにお母さんの気持ちは理解できた。
私は薬剤師さんに「アレルギー薬を睡眠薬として買いに来る人いるんですね」と聞いた。
薬剤師さんは「そうやねん。今はネットでどの市販の薬が睡眠薬効果が高いかを互いに情報交換して買いに来る人、結構いてんねん。イギリス本土からアイルランドまでの短時間飛行でも、何とか睡眠薬的な物を飲ませて眠らせたいと言って来る親も多い。でもそれは素人情報やから危険やと私は言うようにしている。実際に覚醒効果が認められる場合も多数あって、逆効果になればそれこそ長時間のフライトは悲惨になる。この薬の効果も実際に薬で効いたのか、たまたま子供が寝たのかは誰も分からん」と言った。
ただ私は買いに行っただけであったが、今後またそんな質問を薬剤師さんからされかねないと思うと、このお母さんが横から入って来て少しためになったなと思う今日である。
