年末は予算を使い切りたい政府が必要もない道路の舗装工事をしたりする。
このクソ忙しく、ただでさえ配送の車が増えて交通渋滞になる時期、町のど真ん中の3車線を1車線に規制しているから車が全く動かない。
しかもドライバーの暗黙の了解である、1車づつ自分の前に入れてやるルールを守らん奴がいるので、無理やり入ろうとしてくる車と自分の車線に車を譲って入れたくない車でクラクションは鳴りまくりである。

子供が通う学校周囲も道路整備で1週間通行止めになっている。
3週間前から数個の看板で告知があり、学校からも保護者には通告メールがあった。
今朝の登校時も看板を見たはずの車がどんどん通行止め方向に入って来ていた。
アホや・・英語で書いてあるがな・・何で行けると思う?

やっぱり通行止めで行けなくなった行き場を失った何台もの車がUターンをしようとするが、既に行き場を失った車がいてUターンのスペースがなく、数台の車がエライ事になっていた。
そんな中、白のアウディに乗ったオッサンが車から降りて来て、今まさにコンクリートを道路に流し込んでいる最中の車に向かって「俺はあっちに行くんやー!!通せ!!」と怒鳴る。
無視する現場の人達。
オッサンが現場の人の服を掴んだため、現場の人が言った。
「いやいや、来るときに8個の告知看板あったでしょ?通行止めやて・・行けませんよ、無理無理。コンクリート流し込んでるから今」と正論。
オッサンは「俺は動かん。勝手に道路封鎖してんのはそっちや。俺はこの道が生活道路や」と居直った。

子供連れの多い朝、憐れみと軽蔑の目でオッサン見る保護者達。
オッサンは怒鳴るだけ。
私はそのまま学校に子供を連れて行ったが、帰り道、歩いて通るとオッサンはまだアウディのエンジンを切らずに立っていた。
すると向こうから警察車両登場。
現場の人が呼んだのだろうか・・

今日も学校に子供を送って行ったが、半分の子供がまだ到着していない状態で始業ベルを校長が鳴らしていた。
私は「集まり悪いですね、道路工事のせい?」と校長に声をかけた。
校長は「せやけど保護者には1週間前と前日にも告知してあるから。迂回して学校に来るなら、時間に余裕持って来なあかんて普通なら考えるでしょ?それが出来ないのは親の常識と準備能力の無さ。悪いけど、遅れた子らは遅刻扱いやから。許したらちゃんと時間通りに来た保護者と子供達に不公平だから!」と言い捨てた。

ベルを鳴らし子供達は教室内へ。
正門は閉鎖され、続々と遅れてきた保護者と子供達は受付を通って学校内に入らねばならない。
その際、保護者は署名させられ遅刻扱いとなり、1年間で3回遅刻したら校長と話合いが持たれ成績表に「遅刻多数・準備能力が平均以下」と書かれる。
今週は道路封鎖が月曜から始まっているため、今日の木曜日の時点で3回目を超えた児童はかなりいるはずである。

「封鎖」とあるのに「行ける」と思うアホ。
「迂回になるので10分余裕を持って来て」と言われて来ない親。
怒鳴れば通ると思う短絡的かつ無限なる前向き思考。
「封鎖」とあったら行けないのだと、小学校で交通法を教えねば大人になっても出来ないのではないか・・そんな事を思うマイナス1度の朝である。
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