夫は朝6時過ぎに出勤する。
駅からメールがあり、「電車が遅れてる、最悪や」と来た。
理由は、どこかの牛が脱走し、線路を歩いているとの事であった。
これにより、捕獲されるまで全線ストップ。

カーライルのあるカンブリア州は、その8割以上を牧場が占める。
よって、周囲を見渡すと牛か羊だらけである。
この牛が誰の牛なのか見当も付かない。
まあ、捕獲されれば耳にシリアルナンバーがあるので判明するらしいが、飼い主になついているというものでもなく、果てしなく続く広大な敷地に牛を放牧しているので、とりあえずは牛に慣れている人を呼び、職員で捕獲する努力をしての運行再開となった。

友人のジェーンは家族代々続く乳牛牧場を経営、息子は羊、親戚は牛と羊、一部はブロッコリー栽培をやっている。
ジェーンの家に行くと、向かいにある息子の羊牧場の羊が時々逃げており、車道を歩いていたりする。
見つけたからといって、捕獲する勇気もなければ方法も分からない。
仮に捕獲できても私の車に乗せて連れて行くのも抵抗がある。

今回もそうであるが、逃げても「管理責任」はそれほど厳しく問われる事はないという。
これだけの数がいれば、時々そんな事も事故的にあるという、のんびりした構えなのだろう。
まあ、牛で良かったのかと思う。
数年前「カーライルでジャガー発見!!」という画像付きのニュースが新聞で流れた。
黒いジャガーが高速乗り口付近で目撃され激写された。
見ると本当にジャガーにも見えたが、黒く巨大な犬ではないのか?とも噂され、結局それは発見されないまま未解決となり今日に至るが、犬が高速に入ったというニュースも無かった。
あっちの方が私は気になっている・・
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