夜7時半。
子供と風呂に入っていたら、誰かがドアをノックした。
旦那はトライアスロンのトレーニングで出かけており、全裸で出るわけにも行かず居留守を使ったが、しつこくドアをノック。
声が聞こえてたのだろうか・・

しゃーない・・ガウンを着て出てみると、おばちゃんと少年であった。
小さなビラを渡され、「これ、よく読んで下さい」と言った。
いつもの「エホバの証人」の関連かと思い、ビラを見てみると、カラー写真が載ってある。
茶色のニワトリであった。

おばちゃんは「うちのニワトリが逃亡してね・・見かけたら電話して。物凄く攻撃的やから、絶対に1人で捕まえたりしないように」と言った。
「それと・・・言いにくいんやけど、あなたの家、ネコ飼っているでしょ?悪いけど、なるべく外に出さないようにしてくれる?このニワトリ、うちで一番たまご産むから、絶対に生きて捕獲したいねん」と言った。

うちのネコなど、エサの時以外、ほとんど外である。
テリトリーも知らんし、どこにいるのかさえ分からない。
そんなネコを家の中に閉じ込めておけと言うのか・・。

翌日、隣の御主人と玄関先で会った。
御主人も2匹の猫を飼っている。
御主人は「外に出すなって無茶やで。もし、うちのネコが殺ったら、弁償求めるみたいなこと言うとったわ、あのオバハン」と憤慨していた。
弁償て・・

そのまま私は仕事に向かったのであるが、うちからすぐの国道を走っていると、前方に茶色の大型鳥が車に引かれて死んでいた。
「あれや!!」と思いながらジーと見てみたが、ニワトリではなくキジだった。

頼むから、うちのネコが殺らないように・・と願う限りである。

人気ブログランキングへ