数年前、私が「チーズフォンデュしたいから、それ用の鍋を買いたい」と言ったとき、旦那が「そんなんやって2,3回やで。後、絶対に使えへんようになるから。100万かけてもエエわ」と言った。
結局、買わないでいたら、「欲しがっているのだから」と義父が買ってくれた。

張り切って数回使ったが、やはり、いつの間にかキッチン棚の奥底に眠ってしまっている。
100万賭けんで良かったと、心底思うのである。

義父が亡くなった2年前、義母の家の中や倉庫を改めて庭師(庭師であるが、何でもやってくれる)さんが整理してくれた事があった。
そこから、未使用の圧力鍋や魔法瓶、ミキサーやホットサンドメーカー、ホームベーカリーが出て来た。
買ったまま放置されており、それもいつ購入したのかさえ義母は覚えていなかった。

前々からホットサンドメーカーを買おうかと思っていたが、これもやはり旦那から「最初だけやで、こんなもん」と言われ、やはり買わずに来たが、義母が「処分する」と言うので持ち帰って来た。
案の定、使うのは年に2、3回程度。
ここでも100万賭けずに良かったと思う私。

友人が、超馬力のある掃除機を日本で買ったと自慢していたが、「持ち運びに重いから、使わんようになった」と言っていた。
別の神戸に住む友人は、フランスパンも焼けるホームベーカリーを買ったが、「近所に美味いパン屋あんねん」と言い、結局そこでパンを毎日買っているから使ってない。

みんな、案外こういう物を持っているのかなと思う。
今は密かに、ソファ式靴箱を買おうかと思っている。
これなら、腰掛ながら靴を履けると便利性を考えているが、かといって今それが無いから困っているわけでもなく、いつ旦那に言いだそうかとタイミングを見計らい中。

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