日本に住んでいた頃、私は病院で働いていた。
ある時、初診で来た患者と話していると「ここの病院の○○先生、前の病院で死亡事故起こしたんでしょう?2チャンネルに書いてあった」と聞かされた。
当時2チャンネルの存在はもちろん知ってはいたが、見たことはなかった。

スタッフの1人が「ああ、書いてあるみたいですよ」と教えてくれたから、書いてある事実は分かったが、かと言ってあえて見る事もなかった。

驚いたのは、それも参考にする人がいる事であった。
事実か否かは別として、信じるも信じないも個人の自由。
しかし、病院と医者選びにそこを参考にするのかと、驚いた覚えがある。

書き込む人と読む人、そこに怒りや中傷をぶつける人は、書き込んで解消されるのだろうか。
書き込んでやったぜ!拡散させてやったぜ!でストレスが解消されるのなら、私も書き込んでみたいもんである。

幸い、ブログで日々の愚痴を書いているので、今の所書き込む必要は無いのであるが・・。

その医療事故を起こした医師も、真実は分からない。
本人に聞くにはあまりに複雑で、かといって誰が書いたか分からない2チャンネルを参考にするのも如何なもんかと思った。
ただ、その医師の手術が上手ではなかった事だけは確かであったが・・。

世の人がいかにネットから情報を得ているか・・私は自分でブログを発信しながらも、それがどんな人に読まれているのかも知らず、考えてみればオカシな日課である。

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