いつも2週間から1週間の間で、マジョルカやテネリフ島に行くのであるが、朝はパン屋で調達。
昼はプールサイドのカフェで、夜はレストランで・・というのがお決まりである。
しかし、毎夜毎夜の外でのディナーはヘビー級(自分で調節したらエエだけの話やねんけども・・)&飲んでしまう赤ワイン(これも自分でやめといたらエエだけやねんけども・・)で、胃は常にパンパン。

というわけで、ある日のスーパーでメチャメチャエエ質の魚が売っている事を発見。
1日くらい、部屋で料理&酒盛りでエエんちゃう?という事になり、ムール貝とアサリ(これはカーライルでは手に入らないから嬉しさ極まりなし!!)イカ&タコを購入。

結局、買いすぎて腹はパンパンになってしまったのであるが・・。
さてイカを調理するべく、中の内臓を取り出し、皮をむき始めた時のこと。
横で見ていた義母が「あなた、タコでもイカでも魚でも調理できるけど、日本人は学校で習うんでしょ?」と聞いて来た。
いや・・習ろた記憶ないけどな・・

こんな事まで調理実習で教える学校はないであろう。
そんなもん、学校で教えてへんかった・・少なくとも私の時は。

義母はタコやイカを調理すると、ガンガン食べるが、下ごしらえの段階はいつも「そんなモン、よく触れるわね」と言う。

ある夜、とあるレストランのメニューに「うさぎのグリル」とあった。
旦那が「おー!!久々に食べよう!!」と言い、義母も「私も久しぶりだわ」と頼んだ。
そして・・・出てきたのは、もう完全な丸焼きである。
ウサギ様、そのままやんか・・・

皮こそ剥がれ、耳こそ付いてないが、足の辺りは完全にウサギ。
「地鶏みたいな食感やで」と骨にかぶりつくが、どうも私は抵抗がある。
ウサギ年やからか・・・それとも、小学5年の時にウサギの世話をしたからか・・。

しかし、欧米人からみれば、日本の食文化の方が気持ち悪いに違いない。
生のタコ、イカ、魚・・馬の生まで食うとなれば、もう完全に妖怪かもしれない。

料亭ではカメの生き血を飲む日本人・・・その身を吸いながら食べる日本人・・・
そのエキスまで捨てることなく雑炊で食べる日本人・・・
どっちが気色悪いて・・・間違いなくこっちであろう。

その日、私はイカ墨のパエリアを食べた。
義母の顔・・・「墨?すみなの?墨を食べるの?」と連呼。
そら、気持ち悪いわな(笑)

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