今回とても気になる事があった。
それは、レストランのテーブルに座る夫婦(カップル)や家族である。

今やスマートフォンは当たり前の世の中であるが、テーブルに着きメニューを決め、オーダーが終わるとお互いの会話はなく、すぐに携帯で何やら見ているかメールを送っている。
熟年夫婦に会話がないとしても、休暇に来てまでそれはあまりに虚しいと感じてしまう。

前菜が来ると黙々と食べ、終わると再び携帯を手に取る。
次のお皿が来ると食べ、また携帯へ・・の繰り返し。
小さな子供を持つ家族は会話がまだあるが、子供が15,6歳あたりだろうか・・・全員が携帯に必死で、注文を終えるや否や携帯に戻る。

最近こんな光景が当たり前になっているが、寂しいと思うのは私だけなのだろうか・・。
まだ付き合っている段階の男女であっても、互いに顔を見て話すでもなく、とにかく携帯で何かを見る事かメールを送る事に必死になっている。

デートでこれなら、家の中ではどうなのだろうか・・。
ずーっと携帯と向き合っているのだろうか・・。

うちの旦那の兄弟の嫁が、まさにコレ。
食べている時以外は、とにかく携帯を手から話さない。
トイレにも持って行く。
メールなのか、何かを打ち込みながら返事をする。

去年だったか、今年だったか忘れたが、大阪の地下鉄のホームで電車を待っていたとき、4-5歳位の男の子が電車が来るのを覗き込んで待っていた。
母親は携帯に必死で、チラチラと見ている感じはあったが、どこまで見えていたのかは分からない。

すると初老のおじさんが母親に「あんた携帯ばっかり見てんと、自分の子供のしてる事見なアカンで!」と言い立ち去った。
母親は露骨に嫌な顔をしたが、もし電車が入って来たとき、風圧で男の子がホームに転落していたら・・・。
そう考えると、初老男性が言う事はまともだと考えるが、母親は恐らく気分を害しただけだったように見えた。

日本にいた頃、あんなに携帯を必要としていた自分が今、携帯を使用しない生活に慣れたせいなのか・・・
違和感を感じる今日この頃である。

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