さて金曜日朝、凍結している道をゆっくりと走り、何とかプールへたどり着いた。
受付でいつものようにお金を払い、寒い更衣室へ。
それでも娘はプールに来る事を楽しみにしており、「バシャバシャ」「キックー!キックー!」などとはしゃいでいるから、連れて来た甲斐もあるというもの。

開始5分前になっても、更衣室には誰も来ない。
いつもなら15人ほどのお母さんと赤ちゃんが来て賑わっているのに、今日は誰も来ない。
「寒いから来へんのやろか・・」と思いながらも、寒さに慣れているカーライル人・・・こんな気温で来ないはずはない。

プールに行くと先生が来て「今日あなた達1組だけやねん。マンツーマンでやってもしゃーないし、今日は勝手に遊んで」と言った。
私は「今日は寒いから、誰も来ないんでしょうかね?」と聞いてみた。

先生は「ああ、多分・・・水曜日の朝から、プールの水温を保つ機械が壊れてしまって、12組のお母さんと子供が来てんけど、寒くてとてもじゃないけど泳げる状態じゃなくってね。さすがに返金したわ。だからかも・・」と言う。

私は「で、修理完了ですか?」と聞いた。
先生は「しつつ・・ある」と言う。
しつつ・・やったらアカンねん!!完了してから金取れー!!

先生は「今入ってみて。ほんで寒すぎやったら出て。お金返すから」と言う。
いや、いや、いや・・プールを目の前にテンション最高潮の2歳児を連れ、「寒いから帰ろう」と言うのか・・

とそうこう言うてると、遅れて3組のお母さんと赤ちゃんが入って来た。
先生は「水、冷たいかも」とも言わず、お母さん達はそのまま入水。
ほんで悲鳴「ヒャー!!!」と言う。
そら叫ぶわ・・

娘は待てずにプールサイドから飛び込んだ。
しゃーない・・・入ってみて寒かったら出よう。

こうして4組だけのレッスン開始となり、45分ほど経過した頃。
息をすると胸が突かれたように痛いのを感じた。
気のせいか・・と思いながらも、深く息をすると痛みが走り、呼吸がにしくい。
そうしているうし、手首から先がしびれて来た。
もう感覚はない。

両腕につけたヘルパーだけでバタ足泳ぎが出来るようになった娘は、得意げにプールで泳いでいる。
しかし、もう私がアカン・・・

娘に「ケーキ買いにいこか?」「ジュース買ったるわ!」「おもちゃは?」などと物で誘惑し、何とかプールから出ようと頑張って15分。
遂に娘が納得した。

めちゃめちゃ身体が冷えている上、この更衣室である。
バスタオルで娘を包んでも震えているから、ドライヤー2個かけっぱなしにし、温風を当てながら身体を拭いてやった。

受付を通るとき、「寒かったやろ?アハハハー!!」と爆笑した受付のオバハン。
しばくぞボケー!!
先に言えよ!!

私は「来週は修理できてますかね?」と聞いてみた。
オバハン「さあ、知らん。来てみたらエエやん。ほんでアカンかったら帰ったらエエやん」と言う。
来へんわ!!!
こっちはマイナス4度で来とんねん!!

私はそのまま子供を預けて出勤。
夜、旦那が7時半ごろに帰宅。
髪の毛が濡れている。

まさか・・!!
旦那「プール行って来てん。空いてたわ~。3人しかいてへんかってん!」と満足げ。
私「寒なかった?水温の機械、壊れてるらしいで」と聞いてみた。
旦那「知らん。寒くなかったで。」
私「ほな、温かい水やった?」
旦那「・・・・覚えてへん・・。いつも通りやったかな・・そう言われたら冷たい気もしたけどな・・。ああ、だから人少なかったんや!」と言う。

恐るべし!!北国育ち!!
うちの旦那はスコットランドの北の北で育っているから、マイナス4度でも膝丈ズボンで外を歩く体感温度の壊れた男である。

そんなワケで土曜の早朝、今日はマイナス7度の中、旦那は再びプールに出かけた。

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