先日の義母の誕生日、義母に食欲が無かった事もあり、私が持って行ったケーキ以外は何も特別にしなかった。
そのため、「今日は気分が良い」との事で、昼1時から少し車で走った所にある、カーライルの外れにしてみれば、若干お値段高めのレストランへランチに行った。

ランチ時とあって、まあまあの混み具合。
とは言え、客は40人ほどか・・
フロアで働くスタッフの数も10人ほどで、接客も丁寧である。

さて1時に席に着き、全てをオーダー。
義父母、旦那は前菜とメインを、私はメインのみ、娘は子供メニューから1品をオーダー。

2時・・まだ前菜が来ない。
40人ほどいた客は半分に減り、そないに忙しいわけでもないはずである。
しかしイギリス人の義父母&旦那は、「まあ、日曜のランチはせかせかせずに食べるのが、英国流やからね」と気にしていない様子。

しかし、2歳の娘は空腹絶頂。
席で大人しく2時間半、シール貼りをして遊んでいたが、そろそろ堪忍袋の尾も切れそうである。
私は店員に「すいません、子供の分だけでも早く持って来てもらえませんか?」とお願いした。
店員は「言うだけ言ってみるわ。でも無理かも」とだけ言い、そのまま帰って来なかった。

10分ほどして娘の料理が来た。
激熱であるが、急いでくれたので感謝である。

さて、そうこうして2時40分。
やっと前菜が来た。

義父は「チェダーチーズのスフレ」をオーダーしたのであるが、結構な太り具合の女性店員が義父の前にスフレを置きながら「このスフレ、マジで美味しいわよ。本当にハマってしまうから、気をつけてね。だから私もこんな体系になったんだけど・・ハハハ!!(と、ここで義父の身体を見て・・)あ、でも、もう気にしないかな?!」と言って、向こうに行った。

義父の顔は真顔であったが、あながち間違ってもいないので、そのまま妙な空気が流れながらも食事開始。
いよいよメインが来たが、時間は既に3時15分。

私と義父はミディアムレアに焼き上げられた分厚いローストビーフを堪能。
「なかなか良いじゃないか」と義父も満足・・
と、こうして食事を楽しんでいたら、店員さんがやってきて、「すいませんが、そろそろ4時で閉店しますので、急ぎめで食事をしてくださいますか?」と言って来た。
そんなん言うてまう?!

いや・・いや・・いや・・・たった今、熱々のメインが来たばかり。
しかも「せかせか食べたいから、ゆっくり運んで来てね」とも言うてないし、2時間も待たされメインを食べ始めたら「早よ喰え」と言う・・

いや、ほんま・・・イギリス人尊敬してまうわー!!
私は聞いた時、ぶっ倒れそうになったが、旦那は爆笑していただけだった。

しかも「早よ喰え」と言いに来たくせに、「デザートは如何ですか?メニューお持ちしましょうか?」と聞いてきた。
早よ帰れて、言うたやないかー!!

こんな所でデザートなど頼んだら、出てくるのが5時になるであろう。
ほんま・・ワケ分からんねーん!!
なのに、この店は流行っているのである。
まさに、英国ミステリーなのである。

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