職場のおばちゃんの娘さんが、5年ほど横浜に暮らしていたことがあった。
つい先月も、娘さんの友人が結婚するというので、娘さんは久しぶりに東京へ行っていた。

この娘さんは、日本の大学で日本語を4年専攻していたから、妙なまなりの無い、完璧な標準語で話す。
月曜、この娘さんが職場に来たので、久しぶりに話した。

「日本はどうだった?楽しかった?久しぶりに何食べた?」などと会話していると、娘さんが言った。
「結婚式会場まで行くのに、電車に乗ろうとしたら、人身事故で電車が45分も止まってしまって、最悪やったわ」と。

そうなのである。
すっかり忘れていたが、都会の11、12月は人身事故で、とにかく電車が止まるのである。

私も大阪市内に暮らし、仕事で地下鉄とJRを利用していたから、毎日のように電車が遅れたのを思い出した。
理由は色々あると思うが、なぜか私鉄の阪急は少ないのである。

一度、神戸の三宮から大阪に向かう最終電車、23時25分の電車に乗ったら、尼崎で人身事故が発生し、大阪駅に着いたのは、何と午前1時30分であった。
タクシー乗り場は見たことのない列を作り、待ち時間2時間以上と言われ、そんなん待ってたら、明日の出勤時間なってまうやん!!と思い、途方に暮れていた。

しかし、長年の友人が北新地で働いていたので、「もしも帰る時間なら、送って欲しい」とお願いし、家まで送ってもらえたので、助かった経験もある。

娘さんが「何で、日本ってあんなに自殺多いの?文化?どうして、年末だけに?」と聞いてきた。
さて、困った・・・

文化・・?か・・?
自殺文化?

一昔前なら、年末に借金で首が回らなくなり、自殺・・・というのは聞いたが、今は相談すべき所に行けば、色んな方法で解決できるはずである。
しかしながら、今だ尚、この年末の飛び込み自殺は続いている。

考えた事はないが、日本人として答えなければいけない義務感を感じた。
「調べてみるわ」と言い、娘さんと別れたものの、さて・・・何をどう調べて、この答えが出るのか分からず、結局、無駄にネットを調べてみるだけである。

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