天気の良い日、私はバギーを押して町まで行き、用事をしたり、ただ散歩したりする。歩く
町まで行くには、途中、地下道を2つ通らなければならない。
夕方まで人通りは多いから、怖さはないが、人気の少ない夕方の6時以降は、通らないようにしている。

この地下道の間は広場になっていて、噴水があり、そこにいくつかのベンチが置いてある。
1人でランチを食べたり、休憩しているお年寄りなどがいる中、この3月ごろから、1人怪しい男が座るようになった。

私はこの男の前を通らなければ、2個目の地下道に入れず、町まで行けない。
いかにも「薬物やってまっせ・・」と、ギラついた目をキョロキョロさせて座っているが、仕方ない・・・通るしかないのである。

初めてこの男の前を通り過ぎる時、男は私に「ニーハオ」と言ってきた。
中国人ちゃうっちゅーねん・・と思いつつ、無視して通過。

その数日後も、また男はやはり私が前を通ると「ニーハオ」と言ってきた。
至って普通の人ならまだしも、200%薬物使用の香りが漂うこの男に、「私、日本人です」と言うのも嫌であったから、やはりこの時も無視して通過した。

すると男は「おい!中国人!」と叫びだした。
気持ち悪いので、ササっと通過し、家に帰って旦那に報告。
旦那はすぐに、警察に報告してくれた。

数年前、私が街中で数人の男に囲まれ、雪を投げつけられ「国に帰れ!!」と罵声を浴びせられた話は、ブログで御紹介した。
この時、旦那はすぐに警察に報告。

すると警察は、私の携帯番号を登録してくれた。
もし今後、こういう事があった場合、私の携帯から、とある番号を発信するのである。

すると私の携帯電話、つまり私が立っている位置に向かって、周辺の小型カメラが直ちに私に向き、リアルタイムでその状況を録画してくれると共に、警察官が状況を見て駆けつけれくれるという、優れたサービスがあるのである。

一応、こういう事があった事、こういう男がここに座っていますと警察に報告しておいた。

しかしながら、白人が圧倒的に多いカーライルでは、アジア系外国人は、どうしても目立ってしまう。
従って、このサービスは非常に心強いサービスなのである。
まあ、実際その状況になって、駆けつけてくれるかどうかは知らんが・・・

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