イギリス毒舌日記
プールサイドで寝そべっていたら、旦那が聞いてきた。
「チョット、イイデスカ?」と。

旦那は子供が生まれて以来、ちゃんと日本語を勉強するようになった。
日本に8年近く住んでいながら、通っていたのは「英国パブ」と「アイリッシュパブ」と阪神タイガースを応援しに行く時の甲子園のみ。

よって、飲み友達も英語圏の友人しかいなかったので、日本語の理解度に物凄い偏りがある。
日本でしこたま買った日本語テキストも、開けないままにイギリスに戻ってきたから、久しぶりに勉強しているのである。
今回も、テネリフ島に、なぜかテキストを持ってきて、プールサイドで勉強していた。

旦那からの質問はこうである。

オフィスにて、同僚に質問している場面・・
「佐藤さんは、太っていますか?」
の質問に対し・・・

「はい、太っています」もしくは「いいえ、太っていません」又は、「いいえ、痩せています」が正解とある。

その質問・・全体的に聞いたらアカンやろ・・!

ただの悪口やん・・!

笑ってしまったが、テキストに書いてあるので、真剣に取り組む旦那。
「受け答えは正解。せやけど、あんまり聞いて良い質問かどうか・・・。オフィスで聞く質問とちゃうけどな・・」と補足しておいた。

次の質問。
同じくオフィスにて・・・

「佐藤さんは、茶色ですか?」
の質問に対し・・・

「はい、茶色です」もしくは「いいえ、茶色ではありません」又は「いいえ、白いです」が正解とある。

アカン、アカン!!その質問もしたらアカンでー!!

「肌が色白ですか?」と聞くほうが良いと説明しておいた。

その質問、エエか?
そんな場面、練習する必要あるか?

しかしながら、このテキストは公式な「日本語検定」のテキストである。

私は思う。
うちの旦那は「そのハンバーグに、ラップかけて冷蔵庫入れといてー!!」という言葉が理解できるのだから、佐藤さんが太っていようが、茶色だろうが、そこはむしろ知らないほうがエエ質問ではないかと・・・。

旦那は、その後も繰り返し練習するのであった・・
「佐藤さんは髪がありませんか?」と・・。

オカシイやろー!!この教科書ー!!
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