まだ日本に住んでいた頃、よく旦那に「何故、学校があるのに、日本の子供は塾に通うの?」と聞かれていた。
当時、大阪の十三近辺に住んでいたので、超有名な学習塾があり、夜の10時前になると、中から小学生くらいの子供がドワーっと出てきていた。
それを迎えに来ている親もいて、妙にそこだけ人が多いので、旦那はいつも気になっていたらしい。

今はどうか知らんが、私が小学校の頃、夏休みなど日記、貯金箱製作、風景画製作、5教科の分厚いプリント、漢字&算数ドリル、天気観察、そしてラジオ体操に行けという、めちゃめちゃ過酷な宿題の嵐であった。

中学の時など、朝から晩まで部活に励み、その上、風景画作成、今の生活に何の役にも立たない「縦笛で1曲吹けるように練習して来い」課題もあった。

高校も同じく、遊ばせてはくれない量の宿題の嵐である。
しかし、これが日本の学校であった。

これを旦那に話したら、「子供を勉強から休ませるための夏休みなのに、なぜ宿題を与えるのか?」と理解に苦しいと言った。
確かに、イギリスの子供達は、宿題がほとんど無いに等しい。
最近は「宿題を出せ」と言う親がいるから、本読みなどを与えているが、別にしてもしなくても良い。

しかし、塾に行かずとも、宿題が無くとも、賢い大学に入っているのである。
結局、夜の10時まで塾に通っても、通わなくとも、賢い大学に行く人は、元がエエという事になろうか・・