さて、オランダから関空に向かう飛行機にて、今回も非常に困った事があった。
いつもの如く、日本人ツアー客である。

まず、乗ってすぐに出される機内食が配られ、次に客室乗務員がお茶やコーヒーなどをサービスし始めた。
このコーヒーサービスが終わると、再びスタッフが食事の後片付けにやってくる。

エコノミーに座ると、この食事の時に使用するテーブルが、若干、窮屈に感じるが、それも仕方が無い。回収してくれるのを待つしかないのである。
しかしながら、マイペースな年寄り日本人。

自分の機内食が済み、さっさと自分のテーブルを片付けたいのは分かるが、まだスタッフは飲み物のサービスを後ろの席の客に行っており、しばらくは回収まで待たなければいけない。

すると、1人のおばちゃんが食事のトレーを自分で持ち運び始め、スタッフが食事を準備するスペースに持ってきた。
食べ終わったら、セルフサービスで持ってこなければいけないと思ったのか、邪魔だから持ってきたのかは知らん。

それを見た、他の日本人ツアー客もゾロゾロと立ち上がりはじめ、8人ほどが食べ終わったトレーを持って、通路に並び始めた。
飲み物のサービスを終えたスタッフが、ワゴンを持って帰って来ようにも、戻るべく通路には客が固まって立っている。

そして、その横にはトイレに行きたい客、トイレから出ようとする客が立ち往生し、カタマリになって収集が付かなくなっていた。
しかしながら、客はトレーを持ったまま、どうしてよいものか困ったまま。

そうして、ワゴンが強行突破で通路に入って来ると、トレーを持った客は前方のビジネスクラスの通路に入り込み、そこに並び始めた。
もう、人がゴチャゴチャになっていて、わけがワカラン。

結局、飲み物を乗せるワゴンに、客はどんどん上からゴミ化したトレーを置き始め、さっさと自分の席に戻って行った。
待てない客である。

今回、私はエコノミーコンフォートといって、通常エコノミークラス料金にプラス料金を支払い、前と後ろが広い席を取っていた。
が、ここも油断すれば、ツアー客のババアがストレッチするためのスペースと勘違いし、3人くらいがやってきて、ガヤガヤ話ながら、アキレス腱を伸ばしたりするのに占領したりする。

私はこのスペースを400ユーロで買っているから、ババアのストレッチの場所にされては迷惑である。
しかも、私が見ている専用のテレビ画面に座ってきたババアがいた。

おかげで画面はガックリ前に折れてしまい、映画は中断。
キレた私は「すいません、私が見てるテレビに座られてますけど・・辞めて頂けます?」と丁寧に言った。

しかし、ババアは「ああ」と言い、3人は「同じエコノミーでも、こんな席やったらラクやわ。早く予約取ったら、こんな席なんのよね、外国の飛行機は・・」と話はじめる。

いやいや、金払ってますねん。
せやから、ここでストレッチされんの、迷惑ですねん。

こんな団体が80人ほどいて、入れ替わり立ち代り、ストレッチに来るのであった。
帰りも、またこういう困った人達と戦うのであろうか・・